暮れのお出かけ その2の4 [趣味関係]
美術館の道を隔てた向かいは府立図書館。
この建物を見るといつもウィーン分離派を連想してしまいます。
一番近いのはオットー・ワーグナーの駅舎群?
ここで一週間前に来て多分一週間後Xmas半額セールがあると睨んで再訪を予定したアンティーク着物屋さんに行くかどうかとても迷ったのだけど、かなりの距離。
バス停に到着し、利便のよさそうな便もなかったことから
もう一つ行きたかったカフェに立ち寄ることにいたしました。
ここからは徒歩ですぐ。
遅い時間でもないのに冬至近くのことゆえそれほど暮相みたいな雰囲気のなか
他にお客も居ず、抹茶でほっこり。
カウンターの前に青蓮院の敷地が広がります。
こちらは古美術商の支店を利用した邸宅結婚式場に併設されているカフェで、
トイレに立つとロビー前にはところどころにアンティークの品々が。
奥にメチャメチャ素敵な空間が広がっているようなのですが、カフェ客はここまで。
少しだけノスタルジックな雰囲気に浸らせていただきました。
一番近いのはオットー・ワーグナーの駅舎群?
ここで一週間前に来て多分一週間後Xmas半額セールがあると睨んで再訪を予定したアンティーク着物屋さんに行くかどうかとても迷ったのだけど、かなりの距離。
バス停に到着し、利便のよさそうな便もなかったことから
もう一つ行きたかったカフェに立ち寄ることにいたしました。
ここからは徒歩ですぐ。
遅い時間でもないのに冬至近くのことゆえそれほど暮相みたいな雰囲気のなか
他にお客も居ず、抹茶でほっこり。
カウンターの前に青蓮院の敷地が広がります。
こちらは古美術商の支店を利用した邸宅結婚式場に併設されているカフェで、
トイレに立つとロビー前にはところどころにアンティークの品々が。
奥にメチャメチャ素敵な空間が広がっているようなのですが、カフェ客はここまで。
少しだけノスタルジックな雰囲気に浸らせていただきました。
暮れのお出かけ その2の3 [趣味関係]
忙しい友人とはランチ後解散。
短かかったけど楽しいが詰まった時間でした。
で、向かいながらも行く価値があるのかとめちゃくちゃ迷ってた本展w
僅かに大丸ヴィラを再現した展示。
ここ数十年公開されていないのですが、最近チラホラと限定見学ツアーが催行されているようです。
近代建築の紹介みたいな感じで家具や図面、映像紹介が主で
対象はほぼ有名建築な上、当然のことながら部屋の実物や再現をそれほど見られる訳はなく
懸念してたとおり残念な内容でやっぱり来なければ…なんて思いつつ出口に向かったのですが
ふと目についた扉の金具細工が美しくて撮影。
改修後初めての入館であちこちはぴかぴか、よく見りゃ昔の面影を残すディティールが
あらっ、あらあら?!とばかりにぐるぐる館内を巡ってしまいました。
廻らにゃ損とばかりにくまなくw
最終的に辿り着いたのはかつての正面玄関の大階段とロビー。
現在はこの下の地下から入場するようになっていて、明るく広々とした空間が広がっているのですが、
クラシックで重厚だったイメージが強かった以前のエントランス部分ってこんなだったっけ?と感動。
吹き抜けの二階天井部分のステンドグラスは
自然光が入らなくなっていたものを照明を設置してかつての輝きを取り戻したとのこと。
よく見ると剥がれのみられる箇所があり、色ガラスではないと判明。
最初は不透明のガラスを使っているのかと思ったけど、色ムラも見られたので焼き付けなのかなと。
和調の照明のついた階段も美しい。
昭和8年開館、日本最古の公立美術館とのことです。
改修後初めての入館であちこちはぴかぴか、よく見りゃ昔の面影を残すディティールが
あらっ、あらあら?!とばかりにぐるぐる館内を巡ってしまいました。
廻らにゃ損とばかりにくまなくw
最終的に辿り着いたのはかつての正面玄関の大階段とロビー。
現在はこの下の地下から入場するようになっていて、明るく広々とした空間が広がっているのですが、
クラシックで重厚だったイメージが強かった以前のエントランス部分ってこんなだったっけ?と感動。
吹き抜けの二階天井部分のステンドグラスは
自然光が入らなくなっていたものを照明を設置してかつての輝きを取り戻したとのこと。
よく見ると剥がれのみられる箇所があり、色ガラスではないと判明。
最初は不透明のガラスを使っているのかと思ったけど、色ムラも見られたので焼き付けなのかなと。
和調の照明のついた階段も美しい。
昭和8年開館、日本最古の公立美術館とのことです。
暮れのお出かけ その2の2 [趣味関係]
美術展とのコラボ企画のレストランは旧島津本社の社屋を改装したもので、
バンケットルームを中心にガイドさんとともに移動。
毎度のことながらガイドさんと共に巡るツアーというのは
時間が十二分に確保されているとはいえず、見学は大忙し?
申し訳ないと思いつつも説明をされている最中に集団から離れてシャッターを押してたり、
人気のなくなる最後まで残ってしぶとく撮影して小走りに追いかけて行ったり…。
これが旅行ツアーだったりすると「どうか説明は乗車中に」「現場では野放しにしていただきたい」と願ったりしてしまいます(言ったことないけどw)
今回は狭い空間でしたが4階+屋上の移動で
失礼な存在にならないよう頑張ってついて行きましたw
終了後は即ランチのテーブルに案内されもちっと余韻に浸りつつ自由観覧したかったような気もしぃの
素敵空間気分のままで流れ込むようにステキお料理堪能に移行となったような気もしぃのの
久しぶりウキウキワクワク時間でした。
エントランス。ス・テ・キ!
すぐ脇の小部屋。
見学後こちらのテーブルでいただくこととなりました。
2階のバンケットルーム ザ・オリエンタル・ルーム
4階のバンケットルーム コロニアル風なザ・メトロポールルーム
網入りガラスをこれほどオシャレと思ったことはない
3階と2階の表示のある階段の窓。
エレベーターにも乗せていただけました。
手摺のくるくるがかわいい♪
3階のバンケットルーム アールデコなザ・コンチネンタル・ルーム。
お料理はセットを頼んでコースを頼んだ友人の前菜をわたくしがいただくことにしたのでしたっけ。
人間ドッグ前だからデザートをやめたかったのだけど、優しい友人が分けてくれて結局食べた~。
これ、最後まで白いままで茶葉が入れられてなかったのではと疑念の残ったミルクティー。
久々に会った勤め人の友人は実はこちらで同窓会をしたことがあるとか。
えっ!なんて素晴らしい…!と思ったら幹事が彼女で、彼女がここに決めたのだとか。
流石~~~!!
この日も今までと変わることのない独自ファッションでカワイイ系キラキラ。
わたくしも自分が写らず写すばかりの際はさっぱりした格好が多いのだけど、
場所がこんな感じなので一応動けるパンツだけどトップスはお洒落して。
コロナ流行の波間で楽しい一時を過ごすことができました。
暮れのお出かけ その2の1 [趣味関係]
バブル期のXmasイヴといえば一大イベントの様相を呈したものですが、
予約を入れようと思ったらこの日しかなかった友人とのランチ会は
ランチといえどあまりにあっさりな通常発進12月24日(金)の平日。
こちらの美術展とのコラボ「まち歩きを楽しもう!会期中のモダン建築連携企画」の一つで
オープン前の館内案内ツアー付きランチの最終日に申込ということに。
Xmasとは全然関係ナシでワクワクドキドキな気合十分の参加でした。
10時15分に現地集合。
けど入口が判りづらくぐるぐる…。
周辺では花嫁さんがウェディングフォトの撮影中。
他に目的を同じくするようなお客様も目につかずスタッフの方に尋ねての入館となりました。
でもエントランスの待合でもぽつん。
スタッフさん曰く開始は11時からになっているとか。
「えーっ、ちょ、ちょんな早出してきたのに…」
お店のHPも変更されているとことだったのですが、今でも美術館のHPはこの表示。
しかも友人、遅れて来るってw
それほど間を空けず友人が到着。
外観の撮影といってもそんなに撮るとこないしと思っていたら流石の友人から
隣の京都市役所を見に行こうと素敵な提案が。おおぉ~っ!
9月に改修工事を終えたばかりとのことでピッカピカ
こ、これぞ怪我の功名?!
エレベーターで4階屋上へも。屋上庭園があります。
そろそろ戻らなきゃという時間一杯までお邪魔してしまいました。
隣接しているとはいえ背中合わせで入口は結構離れていて速足で戻ることに。
暮れのお出かけ その1 [趣味関係]
さあっきょうから今年のネタ…と思ったら、まだありました。
暮れの分。
京都のアンティーク着物店さん?の500円均一の告知で
えっ、こんなものが出てるの?!という商品を見つけたので13時の開店を待って列に並んで待機。
5,6番目くらいで、フロアに上がったときには帯・着物にはもうめぼしいものはなかったのだけど、
お目当てのものは他に狙ってる人はいなかったようで残されておりました。
美品の中古の畳表の草履。
履く機会はあるのか?といった感じなのですが、中古でも2万円以上していることが常なので幸運でした。
ゲットできたらラッキー感覚だった帯・着物も、
とりあえずキープされてたお嬢さんの取捨選択を待っていたらお譲りいただけました。
ありがたや~
相変わらずだけど頻繁に模様替えされている店内。
帰りはちょっと寄り道も。
絶対手が出せないけど目の保養に。
百貨店のアートサロン。
レトロ喫茶。
二階は先客がお一人様だけ。
撮影は自分の席からのみOKとのこと。
たまたま選んだ席だったけど色々撮れてラッキーでした
漸く訪問 [趣味関係]
恥ずかしいことに…三度目の正直にして入館。
一度目は多分ほぼ無休、休みがあるにしても高島屋は水曜日、と思い込んでの訪問。
なのに火・水休みでした。あららら…
ほとぼりの冷めた頃同じ轍は踏まない!と注意して訪れたら、展示替え期間。。
わたくし、何度かHP覗いてるよね?とちょっとショック。
確か前回も一度そんなことがあった気がして…相性悪い?!w
今回は昭和期にかけての銘仙や大胆な図柄が目立つ、ザ・高島屋コレクション風な
最先端を行くモード的着物の展示が多かったような気がしました。
作家物も多く時代が現代に近づくにつれちょっと違う…?ぽかったような。
洋服だと80年代ぐらいまで追えそうだけど、他の分野(建築や髪型、絵画、写真等)でも
興味が減退するばかりか、むしろキライの範疇に入ってしまいそうな。
やっぱりわたくし戦前までのものがいい。。としみじみ。
個人的目玉展示は恒富氏のポスターとモデル着用の着物展示
色の印象がちょっと違ってました。
今回は展示裏手のレトロエレベーターの案内も。
「上り下り」の表記が手書き。
壁や天井にかつての名残が。
堺筋沿いのアーケード。ちょっと素っ気なくて物足りない感じ。
徐々にでいいので往時を偲ばせるような設えにしていだけると嬉しいのになと思っています。
御影の帰り [趣味関係]
初春のお慶びを申しあげます。
年をまたいでしまいましたが、昨年11月下旬の御影の続きです。
w子様とお別れした後、着物姿で中之島の府立図書館へ。
こちらへの訪問は…
https://zokubarobeya.blog.ss-blog.jp/2013-02-01
以来。
ひーーーっそんなに昔だったの?!
自分のブログ遡るの諦めるところでした。
階段ホールが美しい図書館です。
撮影OKな階段ホールから撮れた部屋。
今回の目的はこちら。
レコードのジャケットやポスターの展示が主でしたでしょうか。
「築地明石町」といえば、やっぱり清方を連想。
「オリエント レコード」のジャケットはバーン・ジョーンズ風な気もしたけれど、
ウジェーヌ・グラッセの方が近いかも?
中之島暮色。
もうすでにライトアップが始まってました
続 モダン御影 [趣味関係]
モダンな公会堂ランチの後に向かったのはこちらもモダンな【喫茶】。
イタリアンのシェフが作っているという伝統を感じさせる素朴なレモン風味のケーキが
ほっこりとしていてメチャ旨
3テーブルしかない贅沢な空間で、
お客様の途切れた合間に昭和レトロな奥様設定で撮影させていただきました。
場所は甲南漬け資料館内。
もちろん、建物全体もセセッションやアールデコを感じさせるモダン建築で、
そこここに刺さるディティールが
訪れたのは11月の半ば頃でした。
次の春もまたw子さまにお会いできるかしらね。
ついに大阪でもオミクロン株感染のニュースがきかれるようになってきました
モダン御影 [趣味関係]
恒例年に二度の…いえ、事情によって年に一度になることもあるw子様とのランチ会というより最近は着物会、前回の昨秋は大阪にコロナ規制が始まる直前でした。会えてよかった~♪なタイミング。
春は第四波頃だったか、ワクチンなんかまだまだ一般成人には遠い世界の時期で諦めたのでしたが今回はOK?
ほぼ一年ぶりの再会!
個人的に御影づいていた時期で、乾邸/白鶴美術館に引き続き…
お誘いしたのはジャーン!御影公会堂。
前々から気になっていた場所で、一度入ってみたかった♪
コロナワクチン接種会場として使用中とのことでHPには全館閉館とありましたが、
地下の御影公会堂食堂は営業中とのこと。
注文したのは鮮やかなトマトソースのかかったオムライス…ではなく、
昔は裏メニューだったというオムハヤシ。
ハヤシライスの自慢のデミグラスソースも同時に味わえるいうもので、これが絶品!
卵も今時の半熟トロトロ系じゃないのにフワっとしていてメチャ旨。
ご飯と卵、お肉たっぷりソースのどれもが光っておりました。
レトロなインテリア
昭和な食品サンプル
この日も一階はワクチン接種会場として使われている感はありましたが、
スタッフさん以外人の姿はまばらで他の階も覗くことはできました。
最上階の階段ホールにはガラス天井が入っており明るく改築されていて
神戸の港沿いのお洒落な商業施設かなにかのような
w子様が入館の前エントランスに鶴の像があることに気が付いておられたのですが、
説明によるとこの建物は昭和8年に白鶴酒造の寄付を受け、建設されることになったのだとか。
大ホールにも「白鶴ホール」というプレートが。
そして地下には嘉納治五郎記念コーナー。
菊正宗を醸造していたのが本嘉納家、白鶴が分家の白嘉納家、
嘉納治五郎は本嘉納家の分家・浜東嘉納家(廻船問屋)の出なのだとか。
御影を拠点とした昔から脈々と続く財閥のような名家だったようですね。
ちょっと検索してみたら嘉納一族の功績も凄そうですが、
親戚姻戚の繋がりも興味深いものがありそうな。
建物横の川を遡れば先日訪れた白鶴美術館?と思いましたが、
あちらは住吉川沿いで、
こちらは一本西の石屋川沿いでした。
似たような川が幾筋もある地形が特徴的なこの一帯、
阪神大水害の描写のある「細雪」を執筆した谷崎潤一郎の倚松庵も住吉川沿い。
(白鶴美術館の前に寄ろうとしたら土日のみの開館でお休みだったという)
秋の文化祭2021 その5 [趣味関係]
もう10年ほど前?ペナン旅行の後頃だったか、
旅行ブログサイト「フォートラベル」でとっても魅力的な旅行記を目にし
時々覗きに行かせていただいていた時期がありました。
お子さんたちを連れてのマラッカ滞在記が一番印象に残っていて
あたしゃとてもムリムリとパワフルさに感心したものなのですが、
建築やタイル関係の記事の読後後追いで見学に行ったこともあったような。
楽しませていただくと同時に旅程の参考にもさせていただいたものでした。
パソコンのお気に入りバーに入れていたのですが、
数年前から更新は止まったままになっていていつのまにかアカウントも削除に。
残念に思っていたところ去年か一昨年Twitterに存在を発見。
何度かギャラリーで展示をされているという情報も目にしていたのですが
ようやくこの度訪れることができました。
写真&タイルを使った作品展。
初対面にもかかわらず、長居をしてお喋りしてしまいました~。
楽しかったです。
アズレージョを語れる方って身近にまずいない!
タイル色々から建物、クラシックホテル、旅行、当時のブロ友さんの消息等々…
(自分語りというか自分の熱さ語りになってなかったか心配~~)
後ろ髪を引かれる思いでようやく失礼したのですが、
この後ぼーっと自転車を漕いでいたら曲がるところをうっかり間違え
それならばと、少し前にこの方が紹介してらしたレトロ喫茶店に寄ることに。
「写真を撮ってもいいですか」とママさんにお尋ねした際、
今や撮影スポットとしても有名になった感もあるトイレもと声をかけられ「おおそうだった!」と。
実はこの喫茶店、20年以上前まだ鉄ヲが幼児だったころ立ち寄ったことが。
当時の自宅最寄り駅がこの近くで、交差点の向こうには鉄ヲのプール帰りに寄ったことのあるマクドナルドや、
ベビーカーでの入店が面倒で外からクラノスケに指示をしていた際自動扉に顔を挟まれたケーキのタカラブネがあったりした懐かしい場所でした。
駅にまつわる一番の思い出は日曜日だと駐輪場に係員がいないため自転車で行ったのに
帰りにそれを忘れて歩いて帰ってきたことでしょうか。
なんかすっごーく歩き損で悔しかったのと、わたくしってバカバカと情けなかった覚えがw
秋の文化祭2021 その4 [趣味関係]
この日一番の目的は乾邸
スパニッシュな印象のエントランス。
中に入ると圧巻の玄関ホール。
英国的な印象~。
タペストリーの絵がまたいいです。(厳島神社に詣でる図だとか)
こちらも圧巻の客間。
和洋いくつかの小部屋も
面格子とタイルが気になった浴室。
とってもお好きアイアンワーク
山向きの表側
海を臨む庭側(裏手)
なななんと、アルバムを遡ってみれば、前回の訪問は2002年でした!
約20年ぶり~?!
この時もそうだったのですが、通常は公開告知後申込による抽選制となっていて
確率は3~5倍くらいとかきいたような。
フィルムカメラ時代のスキャン。
今ほど大量撮影することもなく、
写り具合はプリントに出してみないとわからないという時代。
配布物から。
昔はこんなにあったのですね
再訪って前回と同じくらい感動できるかという不安がなきにしもあらずなのですが、
行って良かったな邸宅公開でした。
秋の文化祭2021 その3 [趣味関係]
しっかり腹ごしらえして向かったのはこちら。
でも、こちらがメインという訳ではなくちょっと申し訳ないと思いつつ一応形ばかりのご訪問…
の筈だったのですが、予想を裏切るなかなかの中身でした
オマケの企画が目的(;・∀・)
ずーっと前から存在は知ってた美術館。
琵琶湖ホテル(旧)や富士屋ホテルみたいと思ってました。
でも撮影スポットとの表示を目にし「ええ美術館や~」
目がハート~
展示品の青銅器には興味がなくてじっくり鑑賞せずにごめんなさいだったのですが、
建物の造作が阪神間モダニズムを伝えるどっしりとした風格で本当に素晴らしかったです。
御殿のような展示室と奥の屏風はとてもお好みでした
秋の文化祭2021 その2 [趣味関係]
秋の展覧会、引き続いてはこちら。
典雅なものほど撮影禁止だったのは惜しかったですが、ほぼ撮影OK。
戦前~戦後の女子教育資料から王朝文化を連想させるような品をメインに
教育観や生活文化の数々が紹介されていました。
近代特有のものとされる神武天皇の五月人形
檜扇の振袖
御所車に王朝装束の琴袋
土人形はべたーっとしたわたくし好みの彩色
お雛様の御殿
このお雛様、冠がしょぼいと思ったら、ちゃんと別にあったワ
豪華な冠大好き♪
袂の刺繍も好き
こちらのお雛様も袂の刺繍が美しい
撮影禁止の大礼服の刺繍も見事でした。
他にも大きな古いお雛様なども。
ランチはこちら、チキンキエフ。
かつて「キエフカツ」を検索して関西でヒットしたのがこちら。
ディルやニンニク入りのバターを詰めたチキンカツで、
切るとバターソースがトロ~リと流れ出るとか爆発するとか?w
美味しゅうございました。
15年ぶりぐらいの再訪だったかしら?
秋の文化祭2021 その1 [趣味関係]
お出掛けシーズンの到来で、美術展その1は10月末に訪れたこちら。
バロックから世紀末ぐらいまでの装飾的な服の展開展示?とか思いつつ伺ったら…ちょっと様子が違っていました。
とりあえず入って右にあった靴コーナー。
うーん、、「風木」のジルベールやオーギュストが履いてたそうなw
(ジルベールが学院入学前のパリ住まいの頃、
靴のオーダーをしてたのって何年頃だったのでしょう?
親世代の話の時はザ・クリノリンの時代だったし、
物語の中心はバッスル時代だったような…)
やっぱり最初に引き寄せられたのは刺繍などディティールの美しさ
服飾史的なこういうのって今までも何度もみたことがあるのよね~と思っていたら、
今回の展示は違ってました。
重点が置かれていたのは「造形美」「造形の構造」なかでも「傾きの構造」。
(+実用性や効果、理由、用の美、着心地とか…)
平面の布を縫い合わすことによって構築される立体の造形美というものの存在を
初めて認知させられた展示でした。
試着できるものもあり、
丁度主宰のご本人が出て来られたタイミングで
とっても古い装飾性の高いものを服飾系と思しき学生さんに試着させてあげる場に居合わせることができたり、
自分も新しいものに袖を通してみることができたり、
展示品を鑑賞するだけでは終わらない多方向から学べる内容の詰まった展示でした。
一応わたくしも日本では明治の軍服として馴染みのある肋骨服を試着。
ボタンを閉じると胸がせり上がる構造で、
胸を張って立派に見えるようにできているのだとか。
因みに肋骨のような堅いブレードは剣や槍で戦う時代の防具を兼ねた装飾が由来なのだそうで、
男らしい見た目と装飾性から広く伝播していったとのこと。
面白かったのは「人間アクセサリー」の話でした。
フランス革命以降貴族たちには無地でシャープなシルエットが流行していくのですが、
見栄えする使用人を従えることがステイタスとされるようになり、
人目を引く華美で装飾的な衣装のルックスの良い男性が伴うこととなったのだそう。
これって…格式あるホテルのドアマンや給仕が歴史がかった装飾的な恰好をしているのに通じるものがあるかしら?
会場はあの綿業会館の近所でした。
丁度窓掃除の最中。
ここは…以前ドラマロケのエキストラで入館した懐かしく思い出深いビル
10年以上前の見学会の画像
ボランティアエキストラで参加した「白洲次郎」のドラマにちょこーっと映っております
梅雨の晴れ間のお出かけ その11 モリス展 [趣味関係]
もー梅雨明け前にいっちゃうワーということで、
最後に訪れたのがこちら。
近所に派手な国立博物館があるのでどうしても地味に思えてしまいますが、
たまに素敵な展覧会に遭遇します。
今回は…うーん、、、配信でもよかったんぢゃないか??と辛口の感想
大画面での映像とファブリック展示が主でしたでしょうか。
ああこんな環境にいたのだなというのは何となく伝わりましたが、
どうせなら一つぐらい原寸大の部屋を構えて展示するとか?
そんなことより「デザインの軌跡をたどる」がテーマだったので、
勝手にその元となったものを見られる⇒中世の時祷書の展示がある
との解釈で、それを目当てに伺ったという次第。
というのも、昨年行った名古屋の美術館で
中世彩色写本にモリスの壁紙そっくりな模様を見て
こんな感想をかいておりました。
https://casa-giallo.blog.ss-blog.jp/2020-11-13-1
>あらためて具体的に中世美術にモチーフを求めたりしてたのねと納得。
そうなのよね、精神性とか制作姿勢とかいうだけじゃなくそのまま復古というか…
インスパイアとかオマージュ、リスペクトとも言えるけど
まんま引用といったものも含まれていたという訳で。
とにかくこれらの写本(時祷書)が細密で美しかったのなんのって…。
なのになのにそのことにはみじんも触れられておらず…とんだ肩透かし~!ガックリ。。
モリスに影響を与えた書物類の展示を一番の楽しみにしていたので残念なことこの上なしの訪問でした。
(HPに出品目録載せてくれればいいのにね)
こちらでも同時代の作家の作品(ランプ、タイル等)がなかなか興味深かったです。
ミュシャ展に着て行った服…うふふ、モリス。
これを…モリス展に着ていく勇気はなかったワw
一番着て来なくて良かったーと思ったのはグッズが販売されていたミュージアムショップでしたでしょうか。
そこでこれを着ていたらどれだけ好きなんだとこっぱずかしかったかと。
気合十分にお洒落して行ってたらそれはそれで微笑ましく思われたかもしれないけど、
この日はモリスに浸るという風でもなく家からのつっかけ履きの延長のようなもので
ささーっと行ってささーっと帰宅~。
梅雨の晴れ間のお出かけ その10 ミュシャ展 [趣味関係]
JR阪和線の堺市駅。ラブリ~。
そこから陸橋で繋がってる駅前ビルにミュシャ専門のこじんまりとした美術館が。
2006年以来年3階展示の企画変えをしてつつずっとミュシャ作品を紹介してくれていて
今回は「カランドリエ」こと「カレンダー」がテーマ。
基本撮影禁止ですが、たまにOKなコーナーも。
図録などでおなじみの作品も実物はこんなだったのかーと。
今回はまとまった数のウジェーヌ・グラッセの作品を見ることができて嬉しかったです。
20年程前だったか、実家に数枚あったプラスチックトレーの
原画と思しきケイト・グリーナウェイの作品展に行ったことがあったのですが、
あるものもあれば、ないものも。
有名な作品かと思えるけど網羅してくれているわけではないのかと不満に思っていたところが、
ケイト・グリーナウェイではなくウジェーヌ・グラッセのものだと後に知ることに。
しかもあまり有名ではない画家だとばかり思っていたら、
昔から手元にある手持ちのポスター展の図録にしっかり作品がいくつも。
ただこのトレーに用いられていた花カレンダーシリーズの絵というのを見る機会がなくって…。
アール・ヌーヴォーの先駆者といわれたスイスの装飾芸術家で
ポスター・アートの功績が著しくミュシャなどにも影響を与えたとか。
でも先端を行く攻めるポスターアートより乙女チックな花に囲まれたカレンダーの方が好きかも。
ケイト・グリーナウェイが女性だったこともあって、ずっと女性だと思っていたしw
ミュシャ展は色んなところで何度も行っているのですが、
こちらでは写真で見たことがあってもあ、これってこんなだったんだとか、
初めてみたワな作品がまだまだあって楽しめます。
撮影コーナー?
どうやって活用したらいいかわからないのでとりあえず試しに光背を背負うかのように屈んでみたw
ミュシャ、仏像の光背、少女漫画の花、宝塚のフィナーレ大階段で背負う羽、
これって同じ括りかも。
どうやって活用したらいいかわからないのでとりあえず試しに光背を背負うかのように屈んでみたw
ミュシャ、仏像の光背、少女漫画の花、宝塚のフィナーレ大階段で背負う羽、
これって同じ括りかも。
梅雨の晴れ間のお出かけ その9 あやしい絵展 [趣味関係]
こ、これぞ梅雨の晴れ間?!
午前中警報が出てたような豪雨の日、午後の晴れ間に思い立って行って参りました。
開催すぐの平日でもそこそこ人出があるというのと、
またいつ開催延期・中止になってしまうかもしれないとの危惧から
もう行けるときに行っておこうと…!
ほぼどれもお好きな絵でほぼどれも知ってる絵。
色々なジャンルから沢山の作家を紹介しているものだから
広く浅く感は否めず、たまにこれもお仲間というのはちょっとムリが…?というのもあったけど、
概ね好きな作品ばかりでホクホクな展覧会でございました。
幕末~明治期の展示から始まり、
入ってすぐのところに安本亀八の生き人形。
こちらでは以前松本喜三郎の生き人形展も開催されていたほどなので
すご~く有難い美術館。
タイトルは「白瀧姫」とのこと。
飾られていた当時の写真も貼られており、
曲げられた右手に大きな檜扇を持っていたことが確認されるのですが、
アンバランスな大きさがまたよくってこの姿でも是非みたいと…
続けて月岡芳年のどろどろ系の版画。
大正期の展示ではアールヌーヴォー等西洋の影響を受けた作品の中に
ミュシャやラファエロ前派、ビアズリーも展示されていて嬉しかったです。
お馴染みの画家の作品が取り上げられている場合、
なぜにこれを選ぶ?!ということがよくあるのですが
今回はそんな場合でも別作品も選ばれていることが多く残念に思わずに済みました。
岡本神草の「口紅」はその大昔の学生時代、西宮の大谷美術館で初めてじっくりと美人画を見たときのラインナップに含まれていたもので、今回久々だったかと。
屏風の左側(第二扇)の前に立つと、
一見黒ずんで見える舞妓の簪の銀ビラがキラキラと輝くのに気が付きました
因みにその一番お好きだったのが甲斐庄楠音の「七姸」でしたでしょうか。
今回は洋画風の楠音が沢山。
お馴染みの画家・作品の揃い踏みの中、
大きさのインパクトもあってか一番印象に残ったのは「不如帰」の大屏風(絵看板)で
写真で見たなら口絵や挿絵程度の大きさと誤解してしまうのですが、
とにかく大きいてびっくり!
そして絵柄(複数の画家による)が好み。
全体を通してお好きじゃない作家は数えるほど。
作品はメジャーどころが多かったですが、行って嬉しい展覧会でした。
ただ…これらの作品はアングラというかサブカル的な立ち位置で
本当にお好きなマニアだけのものであって欲しいというのが本音のところで、
明るい場所で一般に愛されるメジャーな作品にはなって欲しくないですわね。。
梅雨の晴れ間のお出かけ その6 小袖展とレトロ菓子店 [趣味関係]
一番の目的を果たした後は近くの京都文化博物館へも。
旧日銀京都支店。
ささーっとこちらの展示も見てきました。
典雅な香りのする小袖が色々‥
続けてもう一箇所目的にしていたカフェへ。
表がレトロなお菓子屋さんで奥に町屋風のカフェが。
(トイレが真っ白なパウダールームで海外のホテルみたいだったワ)
素朴な造りがカワイイ~
?
お菓子もロシアケーキやマドレーヌなど昔からある素朴系焼き菓子といった種類のもので、
明治の創業当時は庶民には手の届きにくい西洋高級菓子であったことが伺えました。
3個ばかり買ったお土産はさすがの味わい。
脈々とその伝統を受け継ぎつつも時代感を感じさせるものではなく、
時流にあわせて改良を加えているのかリッチ感漂う風味豊かなもので、
堂々とした店の格式を伝えるものでした。
梅雨の晴れ間のお出かけ その5 旅館ランチ [趣味関係]
コロナ禍で…喜んではいけないのだろうけど、唯一有難いと思ったのは、
普段入れる機会もなさそうな場所を訪れる機会があること。
この日はそれほど気温も上がらずやや曇天だったのですが、
大事をとって東山から京都市役所前の距離を地下鉄に乗って移動。
目的地は次の烏丸御池との間にあったので、できるだけ西側の出口から出て歩くこと暫し。
たまたま通った道。
知らなかったけど、あの超高級旅館の俵屋さんと柊屋さんって向かい合って建っていたのね?!
そして御三家のもう一軒炭屋さんはこの通りをもう少し下ったところ。
(丁度その少し前「美の巨人たち」で蔵之介氏がお泊りに)
目的地の手前の素敵な建物
洋服屋さんのようでしたが、登録有形文化財「旧家邊徳時計店」とのこと。
「市民が選ぶ文化財・第一号」で、「家邊徳」は「やべとく」と読むのだとか。
明治4(1871)年創業の日本最古の時計貴金属商で、かつての本店建物は明治23(1890)年築。
この日一番の目的は
普段ご縁がなさそうな旅館のお庭に面した広間での期間限定ランチ。
矢も楯もたまらなかったのは開催日が限られていてしかもあと2,3日を残すに迫っていたためで
こんな機会後にも先にもないかも??
まだ11時半にもなっていなかったので、お店開いているかしらと心配してたのですが、
メニューが出されていて一安心。
「開いてますか?」と門近くにいた従業員さんに声をかけたら
旅館仕様のとても愛想の良い物腰でご案内。
玄関を入っても恐縮してしまいそうな応対で、皆さまとても感じがよかったです。
先客は1~2組程度。
一日五食限定のそうめんを注文したら少々時間がかかるとのことで、
これぞチャンスとばかりに
蔵を改造したという応接室の見学をお願い!
快く案内してくださり、写真を撮らせていただいたのですが、
あーなんでSDカード確認怠った~~
(バッテリー充電して入れなおしたのに!!)
矢も楯もたまらなかったのは開催日が限られていてしかもあと2,3日を残すに迫っていたためで
こんな機会後にも先にもないかも??
まだ11時半にもなっていなかったので、お店開いているかしらと心配してたのですが、
メニューが出されていて一安心。
「開いてますか?」と門近くにいた従業員さんに声をかけたら
旅館仕様のとても愛想の良い物腰でご案内。
玄関を入っても恐縮してしまいそうな応対で、皆さまとても感じがよかったです。
先客は1~2組程度。
一日五食限定のそうめんを注文したら少々時間がかかるとのことで、
これぞチャンスとばかりに
蔵を改造したという応接室の見学をお願い!
快く案内してくださり、写真を撮らせていただいたのですが、
あーなんでSDカード確認怠った~~
(バッテリー充電して入れなおしたのに!!)
お料理が出来たらお呼びしますと言って下さりお庭にも案内していただきました。
そうめんはやっぱり素麺なのだけど、炊き合わせがさすが旅館といった感じで、
揚げ物もとても美味しかったです
梅雨の晴れ間のお出かけ その2 浴衣展 [趣味関係]
この後次の目的地に行って早目のお昼ご飯。
朝が早かったこともあるのだけどコロナ感染が心配なので開いてるかしらと心配しつつも
ガラガラそうな時間帯を狙って11時台前半に到着。
お店前には椅子が並んでいて行列の人気店っぽかったのですが、
加えてソーシャルディスタンスによる客席の配置の影響もあったようで、
ラス1の空席に座れたようでした。
選んだメニューはきざみ入りカレーうどん。
大体頼むのっていつもカレーか肉、天麩羅うどん。
頼まないのは月見、キツネ、昆布系。
好き嫌いって素材ではなく味付けで…。
きざみはいいけどキツネは甘くてダメなんですよね。
ちょっとお高めな感じなのだけどぐつぐつ煮えたぎったのが出てきて
やっぱり一口目の風味がとてもよかったです。
次に伺ったのがこちら。
展示数はそれほど多くありませんでしたが、浴衣好きになってしまいそうな内容でした。
絞り染めの浴衣ってポコポコするような感じであんまりお好きではなかったけれど、
藍染の縞や麻の葉模様っていいですね。
白黒映画から天然色への過渡期の女優さんが着ていたような大胆な柄の浴衣もカッコよかったです。
台詞を言いいつつ動き回りながら帯を締めるシーンとか、
鏡をみながら必死にならないと出来ない身にとっては本当に小気味良くて憧れ
今風の色んな色の入ったのとか、白地に紺の寝間着風のとかはやっぱり苦手なままでしたが。
着る機会がなくても欲しくなりますw
この後はアンティーク着物店?でお買い物して
〆は四条河原町近くで涼し気なゼリーポンチをいただきました
梅雨の晴れ間のお出かけ その1 久々美術館 [趣味関係]
緊急事態宣言がとりあえず解除されたことと
府内の新規感染者数が2桁の間に…と思って
梅雨の晴れ間の高温にならなさそうな日を狙って久々に美術館に行っておりました。
まずはこちら。
とってもご無沙汰!
何か所が行きたい展覧会がありチェックを入れていたうちの一つで、うきうきと最初の階に。
「あれ?何を見たかったんだっけ??」
風景やモブシーンの続く渋い色の屏風などをみて思い出そうとすることしばし。
さささーっと流し見て次のフロアに進むと、あーこういうのだっけかな~?
それにしてはそこまで萌えを覚えるようなものでも…とまだ速足。
そして最後のフロア。
あーーーー!これを見たかったんだわ、きっと!
と、自分の選択に納得。
南蛮好みの宝箱や縞柄の蒔絵箱!
もう何度か目にしていることと思うのですが何度見てもやっぱりいい!!
漆器は(陶磁器も)輸出用の西洋風の意匠が大好物でございます。
このフロアは8~9割方お好きなもので占められておりました。
見ていてトキメク~
…ということでHPの出品リストをチェックしながらさらってみると…
前記の蒔絵螺鈿洋櫃と縞螺鈿蒔絵箱はお好きなもの定番。
陶胎胡粉地彩色の遊楽図高杯は、
イベント用に用意されたと思しき波と踊る人の取り合わせのデザインがとても大胆で楽しい逸品でした。
江戸前期の男女遊楽図屏風の独創的な時代のモードの先端を行く傾奇者を見ていると
AKBやジャニーズのような感じでもあり、
「出雲のおくに」というのはきゃりーぱみゅぱみゅ的な存在だったのかなぁと思ったりとか。
興味深かったのは江戸後期の「風俗図絵巻」、
身分・職業別に男女の服飾を描いたもの。
男性の風俗・ファッションへの興味は女性と比べると格段に低いのが常なのですが、
じーっくり筆書きのキャプションの読めるところまで読むくらいに眺めているとなかなか面白かったです。
裾を引かんばかりにぞろりと長く渋い縞を重ねてる大店の身持ちのよさそうなイケメンから始まり
最後は醜女にもほどがある夜鷹まで。
記憶に残っている感想はといえば、
男性でも裾の丈が違っていることや、
髷(まげ)もよく見たら描き分けされている気がするのだけど、
それが何かまではちょっと不明。
(多分本田髷とかよばれてるやつのような気がしますが、その中でも色々種類があったようですね。
細くしたりウルトラマンのように平たく立たせたりしたこともあるとか?)
陰間ファッションは本当に遊女かと見間違えるばかりなのだけど、
当時も一括りに陰間といえど嗜好の違いはあったのでは?と。
男性に限らず粋人の渋いファッションって利休のようなちょっと斜に構えた美意識に近いものがあると思うのだけれど、
お上によるご禁制政策を逆手にとったもので実はムチャクチャ高価な仕様、
意気(≒⇒粋?)の塊のような気がしてます(江戸市中だけかもだけど)。
それにしても、大正期ぐらいから日常の場で長着の重ね着をしなくなったのはなぜなのでしょ?
羽織物ではない一番表の長着一枚の下はすぐ下着扱いって…。
今時の留袖が一般的になったころ比翼を不様だとか言う人もいたように推察されるのですが。
個人的には男性女性に限らずフキが重なり裾がチラ見えしている辺りがコーデの愛でポイントの一つでもあるのですが…。
この階は「時時粧(いまようすがた)」がテーマとのことで、
再び前の階に戻って「男のいでたち 女の着こなし」をゆっくり鑑賞。
こちらの「菊蒔絵十種甲箱」「藤蒔絵提重」も気品ある漆器で佳品でした。
ただハイカルチャーな香りがし過ぎてちょっと遠い存在?
(もらったとしてもあまりにもったいなく触るのさえ憚られ、保管に持て余しそうだワ)
ポスターに使われていた北斎の肉筆画もこのフロア。
よく見たら昔漫研時代ポーズの参考に使ったことのある人物が。(ポスターには写っていない~)
髪型や顔、着物も替えているし模写というには似てなさすぎるので、
どれを参考にしたんだっけ~?と探すとなると大変なような気がしますが、
その反対ってすぐ判る(思い出せる)ものですね。
この階でじっくり見て凄いナと思ったのは
「犬追物図屏風」「観馬図屏風」でした。
元来美人画とか風俗画が好きなので風景画や俯瞰図みたいなものにはそれほど興味はないのですが、
これは…人物画?!
「犬追物図屏風」は左右対称の構図で雲や木が六曲一双に広がるのですが、
一人一人の表情や動き、装束までがこと細かに描かれていてそれがまあなんと生き生きしていること!
桟敷に手をかけたり身を乗り出さんばかりに眺めていたり馬に乗って追っていたり犬を扱っていたり…。
館の内外には身分や階層に応じて忠実に描き分けられた人々の
それぞれ待ちわびていたこの日を楽しむ様子が画面のあちこちに描かれているのですが、
どの人もにこやかで、見ている側の心をも浮き立たせられるような表情に溢れる屏風絵でした。
こんなの初めて?
「観馬図屏風」の方もこれは誰?と登場人物の配置や装束から設定を探りたくなるような描写で
ああこの絵師は馬を描くのが好きなんだろうな~としみじみ思えるような馬愛を感じられるものでした。
こちらも風景というより風俗・人物・動物画的魅力が。
時節柄いつかまたこんな時がやってくるわよね…と、希望の光のような屏風でもありました。
「あれ?何を見たかったんだっけ??」
風景やモブシーンの続く渋い色の屏風などをみて思い出そうとすることしばし。
さささーっと流し見て次のフロアに進むと、あーこういうのだっけかな~?
それにしてはそこまで萌えを覚えるようなものでも…とまだ速足。
そして最後のフロア。
あーーーー!これを見たかったんだわ、きっと!
と、自分の選択に納得。
南蛮好みの宝箱や縞柄の蒔絵箱!
もう何度か目にしていることと思うのですが何度見てもやっぱりいい!!
漆器は(陶磁器も)輸出用の西洋風の意匠が大好物でございます。
このフロアは8~9割方お好きなもので占められておりました。
見ていてトキメク~
…ということでHPの出品リストをチェックしながらさらってみると…
前記の蒔絵螺鈿洋櫃と縞螺鈿蒔絵箱はお好きなもの定番。
陶胎胡粉地彩色の遊楽図高杯は、
イベント用に用意されたと思しき波と踊る人の取り合わせのデザインがとても大胆で楽しい逸品でした。
江戸前期の男女遊楽図屏風の独創的な時代のモードの先端を行く傾奇者を見ていると
AKBやジャニーズのような感じでもあり、
「出雲のおくに」というのはきゃりーぱみゅぱみゅ的な存在だったのかなぁと思ったりとか。
興味深かったのは江戸後期の「風俗図絵巻」、
身分・職業別に男女の服飾を描いたもの。
男性の風俗・ファッションへの興味は女性と比べると格段に低いのが常なのですが、
じーっくり筆書きのキャプションの読めるところまで読むくらいに眺めているとなかなか面白かったです。
裾を引かんばかりにぞろりと長く渋い縞を重ねてる大店の身持ちのよさそうなイケメンから始まり
最後は醜女にもほどがある夜鷹まで。
記憶に残っている感想はといえば、
男性でも裾の丈が違っていることや、
髷(まげ)もよく見たら描き分けされている気がするのだけど、
それが何かまではちょっと不明。
(多分本田髷とかよばれてるやつのような気がしますが、その中でも色々種類があったようですね。
細くしたりウルトラマンのように平たく立たせたりしたこともあるとか?)
陰間ファッションは本当に遊女かと見間違えるばかりなのだけど、
当時も一括りに陰間といえど嗜好の違いはあったのでは?と。
男性に限らず粋人の渋いファッションって利休のようなちょっと斜に構えた美意識に近いものがあると思うのだけれど、
お上によるご禁制政策を逆手にとったもので実はムチャクチャ高価な仕様、
意気(≒⇒粋?)の塊のような気がしてます(江戸市中だけかもだけど)。
それにしても、大正期ぐらいから日常の場で長着の重ね着をしなくなったのはなぜなのでしょ?
羽織物ではない一番表の長着一枚の下はすぐ下着扱いって…。
今時の留袖が一般的になったころ比翼を不様だとか言う人もいたように推察されるのですが。
個人的には男性女性に限らずフキが重なり裾がチラ見えしている辺りがコーデの愛でポイントの一つでもあるのですが…。
この階は「時時粧(いまようすがた)」がテーマとのことで、
再び前の階に戻って「男のいでたち 女の着こなし」をゆっくり鑑賞。
こちらの「菊蒔絵十種甲箱」「藤蒔絵提重」も気品ある漆器で佳品でした。
ただハイカルチャーな香りがし過ぎてちょっと遠い存在?
(もらったとしてもあまりにもったいなく触るのさえ憚られ、保管に持て余しそうだワ)
ポスターに使われていた北斎の肉筆画もこのフロア。
よく見たら昔漫研時代ポーズの参考に使ったことのある人物が。(ポスターには写っていない~)
髪型や顔、着物も替えているし模写というには似てなさすぎるので、
どれを参考にしたんだっけ~?と探すとなると大変なような気がしますが、
その反対ってすぐ判る(思い出せる)ものですね。
この階でじっくり見て凄いナと思ったのは
「犬追物図屏風」「観馬図屏風」でした。
元来美人画とか風俗画が好きなので風景画や俯瞰図みたいなものにはそれほど興味はないのですが、
これは…人物画?!
「犬追物図屏風」は左右対称の構図で雲や木が六曲一双に広がるのですが、
一人一人の表情や動き、装束までがこと細かに描かれていてそれがまあなんと生き生きしていること!
桟敷に手をかけたり身を乗り出さんばかりに眺めていたり馬に乗って追っていたり犬を扱っていたり…。
館の内外には身分や階層に応じて忠実に描き分けられた人々の
それぞれ待ちわびていたこの日を楽しむ様子が画面のあちこちに描かれているのですが、
どの人もにこやかで、見ている側の心をも浮き立たせられるような表情に溢れる屏風絵でした。
こんなの初めて?
「観馬図屏風」の方もこれは誰?と登場人物の配置や装束から設定を探りたくなるような描写で
ああこの絵師は馬を描くのが好きなんだろうな~としみじみ思えるような馬愛を感じられるものでした。
こちらも風景というより風俗・人物・動物画的魅力が。
時節柄いつかまたこんな時がやってくるわよね…と、希望の光のような屏風でもありました。
春のお出かけ<難波に用事> [趣味関係]
4月25日から緊急事態宣言発令との方針を前にして、
早目に美術展行っとかなきゃ…と思っていたところがすでに休止となっていたりして、
とりあえずおこもり中の資材調達を!と街に出た機会にこちらを覗いてみることにしました。
パリ?…ではなく元百貨店。
むか~し家具売り場だった頃に行ったことがあるのですが、高島屋東別館。
元々は松坂屋大阪店で移転に伴い昭和40年代に高島屋に譲渡されたもの。
「タカシマヤ資料館」が昭和45年からあったとは知らなかったワ~。
今は資料館以外にもホテルやフードコートが入居。
令和元年に国の有形登録文化財に登録され、令和2年にリノベーション、
リニューアルオープン記念展が開催されていたようです。
エントランス付近に昔の面影を認めることができましたが、
エレベーターで企画展示室に直行直帰となりました。
やっぱり目が行くのは昔の品々の展示。
お馴染み恒富氏。この頃のポスター大好き
モデルは九条武子嬢とか。
表情は貫禄十分だけど、肩揚げの少女。
アール・ヌーヴォーからデコ期の東と西が影響しあってたころの楽しい意匠が色々。
うちにある「世界隆盛期のポスター展」の図録に掲載されてそうな。
時代感がお好き~
そしてたまったま!
難波シティを通過中台湾カステラのお店に遭遇!
お籠り前の充実のお出かけでした。
春のお出かけ<館とお庭鑑賞> [趣味関係]
たまたまツイッターで目にした見学会。
おぉこれは行けねば…と申し込みました。
1903年伊藤博文、小村寿太郎、桂太郎、山縣有朋が集まって日露戦争を前に今後の外交方針について話し合ったというのを記念してその4月21日に開催、
舞台となった山縣有朋の別荘の洋館部分を拝見できるというもの。
平素も入館は可能なのですが、日頃は閉じられたままの窓が開かれているというのが違うところで、
多分20年以上ぶりの再訪でした。ひょっとしたら30年?
時間指定で規定人数での見学説明会のため
部屋の周囲をぐるりと取り囲むような形になり、説明中はなかなか撮影のチャンスが…。
説明が終わりしばらく撮影の時間がとられた後は次の回まで窓が閉められ、
一般見学の時間となります。
人がいなくなるタイミング待ちでしぶとく居残ってしまいました
4月というには明るすぎるというか日差しの強すぎるお庭の見学も。
お庭を眺められるオープンエアの座敷でいただけるお抹茶付き。
お干菓子がとってもお上品なお味~。
見学後はお腹が空いたのでちょっと奮発して近くの湯豆腐屋さんにて一人湯豆腐。
こちらもオープンエア。
遅い時間だったこともあり十分なソーシャルディスタンス。
夏の始まりを感じさせるような暑い一日となりました。
このあとまたまたアンティーク着物店(?)さんを覗いてしまいました~。
春のお出かけ<お花見その2> [趣味関係]
西陣のアンティーク着物店(?)さんが昨年コロナ禍の中オープンされた伏見のスタジオで
たまに開催される着物フリマ。
急な告知のことが多く、ぎゃぁぁ~となって臨戦態勢(手が空いて動きやすい恰好)で伺うことが常なのですが、
4月1日の今回は桜も見頃、ご店主さまのスナップ撮影サービスもあるということで
頑張って着物を着て向かいました!
(一から準備するのは大変だけれど、クラノスケとの雨のランチ&毘沙門堂用に準備してたのがそのまま出されてたので(;^ω^))
お昼を食べてからの出発で到着が遅かったためワンコインのフリマフロアには
ほぼ目ぼしいものがなく羽織紐をいただくにとどまりましたが、
二階の展示スペースは花嫁のれんをはらませて風が通り抜け、
一年で一番いい季節ではと思われるぷちパラダイスでした
重ねのうちの一枚と思しき振袖や、メチャかわな雀コスの羽子板、
そして胡粉が盛り上がった一双の屏風が素晴らしい…!!
最初は襖替わった??と思ったけどよく見たらピッタリサイズで
広げて壁に立てられていたというか貼られていたというか…
二階からの景色
そして教えていただいた近くの名所
行ってよかった~~~な感涙ものの素敵な一日となりました!
時を戻そう その5 池田 [趣味関係]
クラノスケが美術展のチケットを入手したというものだから、
ついでにその姉妹館もと先に訪れたのが小林一三記念館。
以前w子さまと訪れたとき内部撮影禁止だったのわかってたから普通の恰好で行ったけど、
でなければ着物で訪れたいような阪神間の大邸宅。
クラノスケは業績とか関心があったようだけど、二度目のわたくしが一番楽しんだのは
家族の変遷を写した何枚ものスライドショーでした。
奥様の着物姿や子供たちの舶来趣味等の洋服の素敵なこと!
この後近くの逸翁美術館で「歌舞伎の中の女たち」展に行ったのだけど
クラノスケがあまり興味なさそうなのとランチ営業が終了しそうな時間になってきたので、
早々と退出。
ゆっくり見ると面白そうな内容だったのだけど…。
で、どこで食べる~?という話になって検索で偶然ヒットしたのが一駅先の和食チェーン店の
お屋敷シリーズ(古民家を利用した店舗)。
覗き見できるな洋室。
この日は二階も見せていただけました。
廊下の重厚な照明が素敵~
この年唯一の紅葉狩り?
ちょーっと無粋な入口だけど、入りやすくってリーズナブルにセット料理をいただけました。
遅い時間でもOKだったのがgood!
時を戻そう その4-2 橋本 [趣味関係]
訪問時に扉を開けて心の中でうぎゃ~~となったエントランス
写真だと奥行があるのが伝わらないのが残念
二階のステンドグラス入りの廊下の窓
以前から旅館として営業を続けている建物。
この日見学時にお会いしたお兄さんはここに泊まるとおっしゃってたワ。
この日は昼過ぎゆっくりと家を出て夕闇迫る頃に橋本を出発。
そして向かったのは伏見。
季節によっては十石舟や三十舟で堀を遊覧できるようです。
お目当ては京都のアンティーク屋さんのスタジオでの打掛展。
実際に婚礼等で使われたと思しき渋い打掛~~♪
明治~昭和初期といえば両褄模様の裾引きの三襲の大振袖のようなものが主流と思われてたので意外~。
使い道がないので購入には至りませんでしたが、意外にもお手頃価格♪
ディスプレイ用やお芝居とかされてる方、いかがでしょうかね?
テレビドラマなどに使われているキラキラ(ギラギラ?)した今風のが
いくら豪華でも薄っぺらく見えてきます。
この頃は隣の席との距離が気になったりはしてたけど
まだ普通に外食できたりしてたのよね~。
伏見の町写真はアンティーク屋さんの開店が確か午後8時だったため
時間潰しにぐるぐる散歩してた時に撮ったものw
時を戻そう その4-1 橋本 [趣味関係]
橋本に行ったのは…過去ブログを遡ってみれば6年ぶり?
そう、以前もすこしばかりおセンチになりそうな秋の訪問だったようです。
https://zokubarobeya.blog.ss-blog.jp/2014-11-08
https://zokubarobeya.blog.ss-blog.jp/2014-11-08-1
https://zokubarobeya.blog.ss-blog.jp/2014-11-09
時が止まったような元遊廓の遺構が残る町と思われていたのですが、
2020年はtwitterで覗かせていただいてる建物関係のアカウントの方々の間では賑わいの様相を呈し、
初めは傍観していたものの、見学できることになったと知り、すわ橋本?!
お目当ての建物は旅館(ゲストハウス)として再生された旧「三桝楼」。
まずは二階から。
ステンドグラスが素晴らしい!!
屋外に面した窓がなく、廊下側三方に開口。
かつて娼妓が使っていたことを彷彿させる、川側に並ぶ建具の美しい和室。
床の間付きの部屋もあり、
結霜ガラスの混ざった時代感のあるガラス障子に差し込む西日が印象的。
建物内はガラスが多用され、当時流行りの旅館建築らしい建具装飾がそこかしこに。
一部には艶っぽい朱塗りの手摺も。
二階からお姉さんがお客さんに声をかけたとの説明を受けた通り側の二階廊下。
何となく物悲しい秋の夕暮れ。。
一階に降りてこちらも素晴らしいステンドグラス
内側からライトを点けてくださいました。
ちょこっと続く~。
時を戻そう その3-1 羽衣 [趣味関係]
記事が前後してしまいましたが、11月の頭にこんな展覧会も行ってました!
もうもううぎゃ~~~なテーマ
えっ?こんな美術館あったっけ??と思ったのだけど
わりと最近できた実業家の方が建てられた個人美術館のようで
三階の特別展はほぼほぼお好みな作品で埋められておりました
しかもガラスやアクリル板のような仕切りもなく生でのご対面
マスクの季節でよかったワ~とこっちが安心したくなるような大盤振る舞い。
(飛沫は言わずもがな鼻息さえも憚られるわ~w)
三園はわたくしの大好物
本当に大好き♪
初めて目にする絵も多く、眼福の連続でした。
成園さんは(師の恒富氏もそうだけど)後半それほどお好きではない絵が多くなるなるのですが、
黒目がちの頃のを見ると改めてあーやっぱりお好きだわ~=3 と。
久しぶりに絵葉書なんかを買ったりして♪
チケット購入の際に配布されたアマビエ様。
何年か後にはああこんな時もあったわねと懐かしく思い出されるような時がくるのかしらね。
ちょっと続く~。
時を戻そう その2-2 京都 [趣味関係]
ヴィーリズの後はガーディナーの長楽館へ。
6月にも訪れたところですが、絶賛秋の「京都非公開文化財特別公開」中で、
普段は見られない3階和室「御成りの間」や茶室「長楽庵」を拝見いたしました。
外のテントで入場券を購入して検温、ガイドさんの説明付き。
丁度春頃「新美の巨人たち」で見ていたので、
内容を確認するような感じで一つ一つじっくりと
美しく修復された豪奢な和室やステンドグラスがマッチしたお茶室を鑑賞させていただきました。
お天気の良い日にはハルカスまで見ることができるとか。
撮影禁止だったのが残念~~!
和室公開とgo to eatキャンペーンのため6月の訪問に比べると館内はごった返した雰囲気で
学生さんとか街歩きグループ等普段は訪れそうにないタイプのお客さんもチラホラ。
(キャンペーン開始すぐでテレビでは着物姿だった女将さんがポロシャツ姿で大変そうでした)
沢山ある部屋も使われていて撮影が憚られるような雰囲気でしたが
その辺は何回か堪能させていただいてるのでま、いいかと。
一階ロビー
前回自分たちが通していただいたものの写真を撮る機会を逸したお部屋
丁度以前写真が撮りづらかった部屋に通して頂けたのがラッキーでした
隣席の老カップルの方々がお食事を終えられるとわたくしたちだけに。
ちょっと自由に撮影させていただきましたワ。
前回楽しみにしていたオーダー品をフランベをしていただけないという不運に見舞われましたが、
今回はオーダーするぞ~!と気合の入っていたサバランだったかババだったかが
おやつ時より早い時間だったにもかかわらず売り切れになっていました。
少し前のw子さまとの着物会の際、無粋なマスク姿しか撮れないじゃないかー!(表向きには)
ということから着付け練習時や出発前に撮影、
現場の無人写真と合わせてアルバム貼っても雰囲気は出るワという発想に。
その場で良いスナップを撮れなくてもそれなりに満足な着物写真の残るお出かけになりました♪
時を戻そう その2-1 京都 [趣味関係]
10月中天候の都合で何度かキャンセルしたけど11月の頭にクラノスケと久々のお出かけ。
go to eatキャンペーンにのっかって京都でランチとお茶をしてきました。
…といっても目的は建物。
ジャーーーーン!
久しぶりに行きたかったお天気カメラでいつも目にする中華屋さん♪
ヴォーリズの建物です。
お得意のスパニッシュではあるのだけど、
アメリカ風の明るいオレンジ瓦に白い壁というよりは…ムデハル~~。
ちょーーーっと妖しいおどろおどろしい感も漂わせてて、
思い出すのはポルトガルはシントラのペーナ宮のゲート飾り。
(な、なんかわたくしが撮ったのでは全然おどろおどろしくないですが…)
入店するとまずおぉーっ!てなるのが手動式のエレベーターで今も現役!
建物が壮麗すぎて入りづらい感がありますが、ウェルカムな雰囲気の店員さんが迎えてくださいます。
ネックなのは大皿単品かコース料理がほとんどという点で、一人だと注文しづらい。。
(この日は2人で単品2皿と炒飯をシェア)
お帰りのエレベーターはやめて階段を下りました。
宴会用の個室が並ぶ階下のエレベーターホールとか小部屋をちらっとな。
入口横の待合。
多分10年以上ぶりだったと思いますが、変わらない伝統の建築とお料理、
鴨川を挟んで窓から見える、人で賑わい始めた南座や東山周辺の風景も相まって
素敵な訪問となりました。
屋上にはまだ行ったことがないからビヤガーデンにも行ってみたいワ。