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時を戻そう その1 舞子 [趣味関係]



恭賀新年[晴れ]
なが~い名古屋滞在記を書いているうちに時が過ぎ、師走に突入。
バタバタのうちにブログから一月ばかり遠ざかってしまってましたが、
束の間とはいえさすが行楽の秋、
コロナ渦中ではあったもののgo toの恩恵にもあずかれ、お出かけを楽んでおりました。


その1~♪は数年前から着物会の様相と化した恒例w子さまとのランチ会、
春は諦めはしたものの、秋は間合いを見計らっての開催に。

場所はw子さまんちから徒歩圏内の移情閣。

w子さまの懸念は近所の人に会わないかということだったけど、
中に入れば結構ガラ~ンで、一杯写真を撮らせていただいたワ[るんるん]

「孫文記念館」ということで公開されているのだけれど、
昔はお堅い革命家のイメージの氏も
マカオやペナンの記念館を見ているとガラリと印象が変わり、
映画「孫文 100年先を見た男」ではむしろ華麗な時代風俗を背負った男にw
https://eiga.com/movie/54682/video/

ペナンではロケ地巡りみたいなこともしましたが、
孫文記念館の人と喋っていると、丁度この映画にエキストラ出演をされたというご夫婦がいらっしゃったり。
詳しくは10年以上前の記事にありましたワ。
https://casa-giallo.blog.ss-blog.jp/2009-10-23


ということで、室内は展示や説明が一杯なのですが、華麗な建物。
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シャンデリア座の装飾が中華テイスト。
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壁紙もわたくしの大好物金唐革紙[ぴかぴか(新しい)]
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隣接する付属棟。
窓の外に見えるのは明石大橋。
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対岸は淡路島。
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1915年(大正4年)の竣工で、2000年にこちら舞子公園内に移設。
1995年は丁度解体工事中で阪神淡路大震災の難を逃れたのだとか。

近くのモダンなホテルでのgo toランチ。
メインの鶏料理は淡路島をかたどった盛り付けなのだとか。
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楽しかったので続けてw子さまを昨年行った阪神間女子大での「着物展」にもお誘いしたのだけど、
丁度10月下旬の大阪での感染者数がじわじわと増加している時で今回はやめておくということに。

そう、その着物展、後日1人で向かったのだけれどなんとその日から開催中止となっておりました!
w子さま、正解!
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前々日ぐらいまでhPで確認をとってたのですが、どうやら感染者が出てのことだったようです。。
元々インターホンで開場してもらうような感じだったので
何も知らずに「見学お願いしまーす」とピンポンしたら
ショックを受けた様子のわたくしにわざわざ出てきて下さり、パンフ類をくださりました。
申し訳ない~~[あせあせ(飛び散る汗)]


気を取り直そうと昨年と同じお店でガッツリランチをいただいたワ!
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ぼちぼちと美術展巡り [趣味関係]



とっくにアップしていたつもりだったのだけど、ふと見れば下書きに保存のまま。。
遅ればせながら暑かった頃の話です[あせあせ(飛び散る汗)]
着る物もヒーターもとっくに冬仕様!

奈良ホテルからのついでに行こうと考えていたものの急に豪雨になり
会期末に駆け込みで行っていた展覧会。
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その前に訪れた京都の(西国33ヶ所の信仰と至宝)が結構な人出でコロナ感染を心配したのに対し
こちらは安定の空き具合でした。
(ただシルバーウイーク中だったため駅や奈良公園はなかなかの込み具合)

県立美術館は県庁舎が集まるエリアの一角、メイン庁舎の裏側。
暑いなか人の波をぬって美術館のあるを目指したのだけど、
目印にしていた建物は改築中でカバーに覆われ、遠い場所に限られた入口が。
しかも入ったものの休庁。出入口をあちこち探したけど直接通り抜けることは出来ず
コの字に大回りすることになってしまいました。

駅からのルートには道路を挟んで案内の看板を認めはしたものの
わたくしが通った歩道と横断歩道のルートからは「この先歩道なし」の看板が目に入るばかりで…!
グーグルでは徒歩6分のところ直線倍以上歩くことに。
庁舎内で迷ったし、美術館の入口回り込むような場所だったしで更に疲れた~~[あせあせ(飛び散る汗)]


いわゆる一般に十二単や衣冠束帯とよばれてイメージするような衣装の展示。
このジャンルってわりと弱くて違いがあんまり判ってなかったので正確な違いというのを知りたかったのと、
同じ形で表層しか柄が見えない女性の衣装、
「源氏物語」の中なんかで誉めそやしたりけなしたりしてるけど、
色や重ねのコーディネートのみでセンスを問われるほどのインパクトを実感できるのか?というのが関心事でした。

展示を巡っての結果は…
着方や衣装の違い、よく解りました!
特に男性の衣装なんて今までほとんど検証する機会もなかったので
ふむふむと勉強になりました。
が、今ではすっかり忘れてるわ~~!w
憶えておこうと思ったら図解付きでメモしとかないとダメね。

こちらは駆け込みで鑑賞できることができましたが、
市内のこちらは近くという気安さと会期延長による気の緩みでうっかり見逃しました!残念!!
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go to 名古屋 その1 [趣味関係]



ある時目にした美術館の公式ツイート。
オールドノリタケの金盛りバラの花瓶の画像付きで、10月1日開館三周年とか?!
へぇーっ、こんな美術館どこにあったの??
えっ、現在陶板展開催中とな?!
これは…行きたい!

ということで、10月の末go toキャンペーンにのっかって1泊2日でフルに回ってきました。
わたくしの記憶に間違いなければほぼ…ほぼ、13年ぶりのあの日以来?!(某氏のイベント&オフ槐)

地下鉄や新幹線が密にならない時間帯を狙って出発。
指定席だったけど、隣のいない席を求めて移動して名古屋まで。
途中米原や岐阜羽島も停車する号だったのでなんかわたくしも含め周辺の乗客が
人の乗車や下車に併せて席を回ってたワw

名古屋ではなんとっ!昔買ったユリカ(プリペイド式の市営交通カード)を
券売機では受け付けてもらえなかったけど、払い戻してもらえたワ!(50円だけど)

で、土日エコ切符なるものを買って最初に目指したのがどこかというと…元遊廓。
とりえずお昼~~!と思ったものの、最寄り駅に着いてから迷いました!
近くの筈なのに途中から離れて行ってしまったのよね~[あせあせ(飛び散る汗)]
初めてスマホのナビを使ったけど、
やっぱり自分の中に現在地の東西南北がインプットされてないとムリ~[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]


ということで、なんとか到着。

元遊廓建築(旧牛若楼)を利用したお蕎麦やさん。
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待っている間、ちょっとだけ奥の座敷を覗かせていただきました。
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そして注文したのは
そばがき&桜海老のかき揚げ。
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これが…無茶ウマ[るんるん]

そばがきってその昔信州でその存在を知ってすっごく美味しくて、
その後東京で注文したらあれは幻だったのか?と思えるほど別物で、
それ以来何十年ぶりかに注文しようと思ったのですが、
こちらも別物で大層美味しかったです。
やわらかい生麩みたいな感じでしょうか、溶けたお餅のようなトロトロ感が。

かき揚げは、かき揚げの概念を打ち破るサクサク感で、
なんかスナック菓子でも食べているような後を引くやめられなさがあり、
両者ともペロリと平らげてしまいました。いずれもお塩でいただきます。


腹ごしらえもできたので付近の徘徊開始。
やっぱりわたくしの勘って当たらないもので、地図を見直して遺構の残る通りを絞って
遊廓の香り探し。

判りやすい大門。
新大門商店街の太閤通り側。
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たけくらべの冒頭は「廻れば大門の見返り柳いと長けれど」で、
あちらは「おほもん」と読むらしいのだけど、こちらは「だいもん」?「おおもん」?

隆盛期の様子を伝える写真が近くに。
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所々に昔を偲ばせる建物が。
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一番の大店で数年前までは料亭をしていた旧稲本楼はすでに取り壊され工事中でしたが、
元妓楼の料理旅館旧「松岡西店」はデイサービス施設として改築され、現役活動中。
妓楼や結婚式場も兼ねた旅館時代の豪華な設えはまだ健在のようです。

左側が旧「本家長寿楼」旧「一徳(ぴんとく)」で、右が旧「四海波」。
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「松岡西店」の看板がかかる裏手の南側の建物入口。
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反対側(北側)の大門。
(昔は高級妓楼がこちら側に集中)
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やっぱり帰りも駅近くまで自信満々で辿り着いてるのに地下鉄入口が判らず…[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
この後は迷うことはなかったのですが。





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長楽館でお茶 [趣味関係]



梅雨の涼しそうな日にえいやっ!と行った超絶刺繍展、
鑑賞後は建物鑑賞を目当てに長楽館でのティータイム。
いや、ホントは長楽館に行こうが先で刺繍展が
他にどっか行くとこない~?な第二目的のようなものだったのですがw

ここを訪れたのは何年ぶりでしょうか。
丁度一月ほど前にTV番組「新美の巨人たち」で取り上げられていて、
更にTwitterで目にして気になったいたところ、同じ方をフォローされてるCさんから話を振られて
急にとんとん拍子で行くことになったという。
美術館からこちらまでの道中10分ほどは降られてしまったけど
蒸し暑いよりは余程よかったかと。

わたくしの頼んだのはこちら。
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時期が時期だけにフランベサービスはありませんでした。残念!
紅茶もとても美味しく頂きました。

番組では次のような紹介が。
「たばこ王」こと村井吉兵衛の邸宅
迎賓館として明治42年に建てられ、ルネサンス様式から書院造りまで
伊藤博文も愛した豪華洋館

ということで、宮邸にも劣らない瀟洒で格調高いお客様をお迎えする館といった佇まいなのですが、
色々な様式が詰め込まれてるのが楽しい♪
そしてわたくし的には権威的な王朝風よりややくだけたというか自由度の高い
貴族や富豪の館クラスがお好み[黒ハート]


一部を除いて撮影可♪
建物のいかつい昭和建築?や欧米のパンフレット風の色調?に加工してみました。

一階奥のバー「マデイラ」。
タバコ王の建物であったことを連想させるような空間。
決してシガー・バーではないんですが[あせあせ(飛び散る汗)]
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地球儀が…
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螺鈿!
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ホール。
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複雑な造りが一番の見どころのような気がします。
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流れの美しい階段手摺。
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照明もステキ[黒ハート]
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そこここにステンドグラスが使われているけど、やっぱケイム組みがお好み。
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一般邸宅でも使えそうな家具には親しみやすさも。
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久しぶりに外に出て
久しぶりに外で食べて
久しぶりに外の景色を鑑賞して
久しぶりにお喋りした一日でした。






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「刺繍絵画と天鵞絨(ビロード)友禅」展 [趣味関係]



京都に行ったのは二月の末以来。
わたくしの福田美術館の「美人のすべて」展を鑑賞後すぐ、コロナ禍による自粛体制に突入したのでした。
約3ヶ月半ぶりに初めての府跨ぎ。

訪れた先は勝手知ったる(?!)こちらの企画展。
HPから勝手に拝借

刺繍を習っている友人のcさんとの久々のお出かけでもありました。

インバウンドでごった返していた駅からの道は人もまばらで
不穏な梅雨空ではありましたが、珍しく寒いくらいの気候で過ごしやすくはありました。
久々に出歩いて疲れたけど(マスクしてたし)、お喋りもできて楽しかったです。

一階の突き当りに四季の花々が刺繍された大きな屏風が配され、艶やかな色彩が存在感を放っていました。
二階では孔雀の作品がお気に入り。
「刺繍絵画」とよばれるほどの手の込んだ写実的な表現は
他の明治の超絶技巧の工芸品と同様、輸出品として人気を博したようです。

金糸銀糸を多用した金属工芸のような作品も粋で洗練されたいた感がありましたが、
やっぱり花弁の一枚一枚がもっこりと盛り上がったような豊満なのとか
そのまま羽根や毛の一筋一筋として糸筋が光るようなのとか古典的なのに心惹かれたでしょうか。
建物や獣をモチーフとしたものは個人的にはあまり萌えはないような。


今回の展示に限ったことではないのですが、
ものすごーくベタな昭和の玄関や座敷、応接間なんか飾られているお土産品とも思しき遺物の
技と精神性を極めた延長線上の先の先にありそうなのがこちらの究極の最高峰芸術群。
いつだったか誰かにもらった程度の意識でとりあえず置かれているようなレベルの
なじみ深いジャンルではあるのだけど、
ここに来たらその別物感に愕然としてしまうという。
あ、美術品とかでなくても、高校の文化祭の美術部のワークショップみたいなので七宝焼きイヤリングとか作ったしw(すご~くダサダサ)
湯飲みとか塗り物とか日常品(でももったいなさ過ぎて使えないw)も色々。

日常品の形を借りた芸術品とも言えそうだけど、その辺りの線引きって難しいですわね。
絵画のような着物って作者によっては着物の姿を借りた絵画感が高くなりそう。

そんな感じでピラミッドの底辺あたりの作品群が日常生活に溢れていたうちの親世代ぐらいには
とりわけ目当たらしさの欠片もない、有難さの感じられない美術館のような気もするのですが…
再発見とかするのかしら??

世界的にシンプルモダンがもてはやされデコラティブなものを時代遅れとする流れがやってきて
他の明治の輸出用工芸品と同じく、凋落してしまうのだけど、
ぐわあぁ…これって凄い[ぴかぴか(新しい)]な作品であることはわたくしの中では変わりなく
やっぱりお好きとしか言えない[黒ハート]







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ディオール展 [趣味関係]



阪急百貨店で開催されている「ディオール、パリから日本へ」展に行って参りました。
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ディオールといえば、戦後まだ間もない時期にモード界にエレガンスをもたらし、
1950年代になんとかラインを相次いで発表、世界を席巻したデザイナーというイメージなのですが、
今回の展示ではクチュールメゾンとして日本との関連性を中心に展示。
妃殿下時代の美智子様や、森下洋子さん、京マチ子さんの写真なども交えながらの解説でした。

季節柄もあってか中央には日本を象徴する桜の木の周辺に桜を思わすようなドレスを配置。
この時点では ♪夜桜お~しぃち~~ が頭の中をめぐってましたワw
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スクリーンを背景にやっぱり花をモチーフとした展示。
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個人的には無茶苦茶手仕事に目が行ってしまう~[ぴかぴか(新しい)]
オートクチュール刺繍大好き!
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一旦、オブジェ化されたバッグの方の展示室にも行ったのですが、
モダンなアートってわたくしやっぱりあんまり興味がないみたいで…。
職人さんのデモンストレーションはコロナの影響で中止となっておりました。

ざっと見終わってもう一度振り出しに。
桜の下の衣装…、なんか印象派の絵みたい、
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こちらのはまるで浮世絵の背景色のようなスカートじゃないの、
…と思ってその先を見たら
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あちらは浮世絵のスクリーンってことだったのね?!
そのまんま浮世絵の背景みたいな色や絵!(刻々と変わる)
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まさに出入口の壁もジャポニズム。
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ということで、林忠正を思い出さずにはいられなかった…!
(林忠正:浮世絵はじめ日本の美術工芸品を欧米に紹介・販売 +印象派を日本に紹介)
とはいえわたくし、アールヌーヴォーは大々大好きでも、印象派は苦手なのよねぇ。。
(平面的な絵がお好き)


林忠正といえば、この絵!
(学生の頃、図書館でこの画像を見たとき胸キュンでした)
ウィキから拝借。
林が執筆した絵入り雑誌『パリ・イリュストレ』誌の日本特集号(1886年5月)。
日本人自身による初の西欧向け日本紹介記事であった
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大和な雛まつり 2 [趣味関係]



一階に下りてきてくると建物に囲まれた中庭が。
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お風呂の遺構?
天井のシャンデリア座はこちらの家紋とか。
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壁に透かしのある階段と手洗い。
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結霜ガラスの入った松竹梅の窓のあるトイレ。
壁のタイルは洗面台とお揃い♪
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玄関座敷のお雛様の衣装が一番お好みだったかしら。
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少し歩くと源九郎稲荷が。
こちらでもイベントの類はすべて中止で展示のみ。
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JRに沿うように北上すると藍染体験や金魚コレクションの展示も拝見できる箱本館「紺屋」さんや
プチミュージアムもある「葉本家」もあり、内部を見学させて頂けます。
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葉本家は元両替商で、建物は明治初期のものとか。
展示されている当時の人々の日常を伝える資料が興味深かったです。
籠なんかもあったけど、簪とか新聞のカラー頁(?)とか
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午後1時から公開される建物があるときいていたので、再び洞泉町へ戻ることに。
一帯は元遊郭で、毎日新聞net版によると、近々取り壊されるとのこと。
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「残る2棟」側の建物。
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こちらが①~③側。
長年住む人もなく内部はかなり傷んでいるとか。
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公開されるのは④の建物「山中楼」で、開場後まもなくの時間帯だったからかエライ人混みでした。
もう取り壊しちゃうので土足で3階まで。
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大正末期から昭和初期が最盛期ということですが、
当時の隆盛を伝えるのは外観と玄関ぐらいでしたでしょうか。
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ここには写真が娼妓の写真が並んだとか。
写真左奥は壁かと思ったけど鏡でした。
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わたくしの知る限り、こういった建物って玄関脇に鏡がつきものよねぇという印象があるのですが、
それってクラノスケの実家のお隣さんがそうだったからかもしれません。
公務員だった義母はクラノスケが幼稚園に行くまで
保育所代わりに近所のお茶屋をしている女将さんに預かってもらってたので
彼自身はそんな環境がとっても普通で馴染み深いものだったみたいなのですが、
(アルバムを見ても「検番の旅行」で温泉に行っていたり)
その後引っ越して今ある実家の場所に移っても、たまたま元お茶屋の建物が二軒ばかりある場所で
義両親が入院した際、挨拶やゴミ出しのこととかで訪ねたら、玄関に大鏡があったという次第。

今回たまたま遊郭建築を検索していたら、建物探訪をライフワークとされてるような
興味深いブログに当たり、
へーっこの方、近畿だとどのあたりを探索されてるのかしらと覗いてみると…
思いっきりクラノスケの実家のある町が!!

ついでにこの町はうちの母の実家もあるのでわたくしにとっても馴染みが深く、
これあそこで、ここあそこやんーーー!ww みたいな感じ。
ちょこっと背後にクラノスケの実家も写り込んでいて
写真と記述にほほーっとなったり、へーっとなったり
とにかく目と耳で漠然とそうなのかなぁ~?と思えてたものが、推論で裏打ちされたような感じで
興味深く拝読できました。
クラノスケが帰ってきてから見せても大ウケだったワw
(今も改めて検索してみたら、小さな町ゆえ赤線として正式に登録されてはいないものの
 町内には何か所かその類と思しき場所があって、
 歴史的伝承地区と絡めた訪問記が一杯出てきたわーw)
 





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大和な雛まつり 1 [趣味関係]



電車で出かけるついでに大和郡山へ立ち寄ることにいたしました。
(ついでというにはすんごい遠回りだけど)

JRの駅の改札前。
大和郡山は金魚で有名。
鉄ヲが子供だったころ、初めて金魚すくいに成功した町でした!
(ポイが丈夫だったのかも?)
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男前な商店の建築!
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「大和な雛まつり」の期間中、城下町のあちこちで雛人形が飾られ(119か所)、
一般住宅でもこんな感じ!
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拡大
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こちらも歴史ありそうな町屋のお宅。
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入ってすぐ横の座敷に展示。
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こちらは「旧川本家住宅」を転用した「町屋物語館」という登録有形文化財の建物。
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本館は大正13年に建てられた遊郭建築で、昭和33年まで営業。その後は下宿に。
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新型肺炎の影響でイベントの類は中止されていましたが、
お雛様の展示は行われておりました。
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こういった御殿飾りを見ると、母方の祖母が神社に奉納すると整理していたのを思い出します。
当時は何これ?神棚?って思ったのだけど、もらったおけばよかった~!
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三人官女の銀ビラ簪が珍しい
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珍しい[黒ハート]型の窓
(詳しく書かれているブログを拝見すると「猪目窓」というそうで、魔除け、火除けの意味があるとか)
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小部屋でも段飾りや趣向を凝らした展示が。
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圧巻はこちら!
これぞ段飾り?!
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以上二階分から。
一階の展示に続きます~。





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「美人のすべて」 [趣味関係]



昨秋どこかの美術館のラックでみかけたフライヤー。
こんな美術館どこに?と思ったら京都・嵐山に新設されたようで。

開館記念「福美コレクション」展も魅力的だったものの、
ちょっと嵐山は遠い上、観光客でごった返してそうでなかなか実現しなかったのですが、
二月の末にようやく行って参りました。

コロナウイルスの影響で阪急嵐山駅の辺りは観光客が少なめで嬉しかったけど、
うーん、入ったお蕎麦屋さんが定食割引で、苦境におられるのを実感いたしました。
集客もあるけど、頑張ろう京都!の意気込みを込められてのことなのかも。

オープニング展に続くのは「美人のすべて~初公開、松園の『雪女』」展。

意外にも館内はそこそこ盛況で、
入ってすぐの順路側に沿っての作品の前には人だかりができておりました。
なので、待とうか逆行しようかとふと反対側の展示に目を向けると…
な、なんぢゃこりゃ~~❢

山川秀峰「振袖物語」
キャプションには「事の始まりは美しい振袖を纏った少年」
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うっわー!妖しい
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愁悶の娘たち
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すっごーい秀作!
しかもデビュー作って。。
この一枚だけでも来た甲斐あったワー!
と、いきなりカンゲキ。

で、この人誰?って検索してみたら馴染みのある、&そのうちいくつかはお好きな絵が並んだので
わたくしこの絵初めて見たのね、というか
初めて存在を知った訳なのねと軽くびっくり。
(こんなインパクトが強くてどストライクな絵柄の作品、目にしてたなら絶対忘れる筈ないワw
 でも、切手になってたらしい)

この部屋の何割かは安定の松園さんの作品で占められておりました。
この頃の楚々とした作風が好きー❢
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表装がステキなものも。
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鳥獣戯画などの絵巻物を見ると、日本人ってつくづくアニメ好きなのねと
その遺伝子を感じずにはいられないのですが、
白拍子を見ると男装の麗人が好きなのねと。
ディートリッヒや宝塚、サファイヤやオスカル様がウケル土壌もこの辺りに。
(いや、男装に限らず倒錯系ファッションには惹かれるワ
 現に「振袖物語」は振袖一枚引っかけているだけで魅惑的な絵に)
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松園さんの初期の絵
こんな時代もあったんだーとちょっと安心というかほほえましいというか。
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懐月堂?と思ったら長陽堂安知とか。
お弟子さんらしい。
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池田夫妻による双幅。
夫の輝方と妻の蕉園。
妻の作品の方がタイプなのだけど、今回は夫の絵の方がお好み。
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西山翠嶂「花見」
タイトルはシンプルだけど、賑わいと風俗が伝わる活気のある屏風絵。
名前は知らなかったけど、検索してみたら超お馴染みの絵の人。
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スマホしか持って行ってなかったことが悔やまれます。
でも昨日から臨時休館突入で、会期も終了。
行っておいてよかったな美術展でした。





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ビアズリー展✜風文庫 [趣味関係]



2月の上旬、まだコロナ禍がパンデミックを危ぶまれるほどではない頃、
芦屋川駅の少し山手側にある古書店・風文庫さんのビアズリー展に行って参りました。
ランチ&デザートを一緒にしたw子様は小学生ぐらいまで近所に住んでらしたので
連れて行ってもらえたワ。
因みにランチはトルコ料理で、移動後頂いたデザートは川沿いのお洒落系。
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展示場所の、昭和を思わせる暖炉のあるスペースがかちょいぃ!
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凄かったのは、この、この、この、貴重な書籍類を手に取って拝見できるということ!
美術館のガラスごしてしか見られないようなこの書籍を、
紛れもなく時代を伝える今や文化財に相違ないこの書籍を、
あのビアズリーを紹介する文献類で見たことのあるこの書籍を、
触って、ページをめくって、眺められるって…
なんということ?!
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ビアズリーの絵柄が無茶苦茶好きとか滅茶ファンとか
そんなのではないのですけれど、
あの白と黒の線で描かれたモダンでスタイリッシュではあるものの
古典的モチーフをベースにした
とても高いデザイン性と悪魔的な妖しさに心酔。。

描かれているキャラとかにはほぼほぼ惹かれないというか関心を逸らしているのですが
(むしろスルーしたくなるような人物が大方、というより見てはいけない感も)
画面の構成というか世界観が卓越した魅力を放っていて、
囚われずにはいられないという稀有なクリエイター。
結核で早世したこともあって、世紀末の悪の華的伝説の人物のようにインプットされているのですが、
自らデカダンな生活を目指したというより繰り返す失意の苦労人的なイメージが強いです。
(伝記をちょっと読んだことがあるくらいだけど)

勝手な思い込みかもしれませんが、
恐らく日本人は他の国と比較すると高い割合であの平面的な彼の作品が好き。
というか元々受け入れ易い土壌があるかと。
ちゃんとした解説とか読んだわけではないけれど、
時代からもきっと浮世絵はじめその他日本の絵画や工芸品からの影響も遠からずあると思われます。
…て、だれが見てもある時期の絵はあからさまにそうだワw

ウィキを見たら、山岸凉子氏や魔夜峰央氏にもその影響が見られるとか。
おー、魔夜氏、思いっきりそうだワー!
でも、山岸さん、わかんなかった。
わたくしとしては、竹宮恵子さんの作品の背景というか装飾的な部分に感じられたのだけれど…。

とにかく、これだけのものを公開して下さった方に感謝しかない素晴らしいコレクション展でございました。



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押絵展 [趣味関係]



先日、久々に大阪歴史博物館へ行って参りました。
たまに素敵な特別展示がなされており、以前行ったこちらの特別展は
期待通りの内容で、本当に素晴らしかったです♪
特別展 生人形と松本喜三郎 主な展示資料

今回は、そんな松本氏の名前が前面に打ち出された押絵展!
特集展示『押絵「西国三十三所観音霊験記」と生人形』

HPの説明では
熊本出身の生人形師、松本喜三郎(まつもときさぶろう)の代表作「西国三十三所観音霊験記」は明治時代に東京の浅草、大阪の千日前などで見世物興行され、まるで生きているような人形が登場する各観音霊場の説話の場面展示で、大いに人気を博しました。押絵「西国三十三所観音霊験記」は、その生人形の意匠をもとに、明治42年(1909)~大正2年(1913)にかけて制作されました。
とのこと。

主な展示資料として挙げられていた画像が、押絵二枚と人形一体で、展示資料数約40件とのこと。
わたくし、てーっきり生き人形も押絵と同等…とはいわないまでも
複数点展示されていると思っておりましたので、
画像にある頭部と手だけの展示に…ガクッ!

だってタイトル「押絵と生き人形」よっ。

普通押絵と生き人形が並ぶと思って普通なんぢゃぁないの?
…と、昨年のクリムト展に続くやられた感に、ああまたか、と…。

まあ押絵には興味があったし、
生き人形の方は数えるほどだろうとは覚悟していたのですが、
まさか本当に一体とはww

押絵はこんな感じで昨今イメージするラブリーなのとはまたちょっと趣が異なります。

チラシをもらってきました。
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下の方の修復前後の比較画像、どうして撮影角度が違ってるの?比較し辛いではないのと思い
修復前の方の角度修整を図ってみたのですが、
大きさも出来るだけ揃えようとやってるとなんかかなり違ってるのがわかりました。
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実はこの日はあそこ行ってここ行ってと色々用事を詰め込んだ外出でした。
でも、スマホを忘れてたことに気が付き、あー…買物メモが見られない!ということになって
急遽押絵展の方に向かうことにしたのですが、
こちらの展示、ごく一部を除いて撮影自由だったんですよね~~。
言ってくれ!!

押絵自体は古色の落ち着いた当時の日本画風で興味深いものでした。
一番惹かれるのは着物の描き方でしたでしょうか。
裾や袖、襟元などの表現が風俗画をそのまま立体にしたような感じで
風をはらんで膨れたり、波のようなドレープが立ったり、
ゆるゆるとした昔の着付けの美しさが一層際立ちます。
ということで、もいっかい撮影に行こうかしらと思うほど、興味深い押絵展ではありました。




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クリノリン♪ [趣味関係]



先々週末ですが、神戸ファッション美術館で開催された 服飾文化セミナー
「実物で読み解く クリノリン・スタイルの服」に行ってまいりました。
同時に階下での特別展示「アフタヌーンティーのよそほひ」と
コレクション展示「淑女たちのイブニング・ドレス」へも。
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[英國紅茶物語展」「おでかけAFTERNOON TEA? MAP(アフタヌーンティー・マップ)」配布中!近隣のスポットで、ステキなお茶の時間をどうぞ コレクション展「淑女たちのイヴニング・ドレス」  


クリノリンスタイルといえば…
女の子が「ドレス」きいて思い浮かべる典型的スタイル?
大きく広がったドーム状のスカートがザ・ドレスといった印象なのですが、
一番身近なイメージといえば映画「風と共に去りぬ」でしょうか。

中学生になってから少女漫画「風と木の詩」内の主人公たちの親世代の話で
元祖クリノリンといえば「椿姫」とイメージは変遷していったのですが、
映画の「山猫」も肖像画の「エリザベート」も
ドーム状型に近い円錐形のスカートで、とにかく床面積の直径がデカい!

セミナーではバッスルスタイルに向かって
流行の流れに沿って細かな解説がありましたが、楽しかったです。

興味深かったのは流行の背景には産業革命があったこと。
工業の発展に伴い
織り機・編み機・ミシンの発達、化学染料の出現、
交通網の発達、万国博覧会の影響、
中産階級の出現、洋服を仕立てるシステムの変化等々、
従来とは違う変化がこの時代のモードの変遷に影響を与え合っていたというのが面白かったです。

とはいうものの、モアレ模様というのは織り方に変化をつけた織り地の模様かと思っていたのですが、
意外にも織り上がった生地へのプレスによる手作業なのだそうです。
細かいタックもカートリッジプリーツといって
カーテンを吊るしている部分の超細かい版みたいなのを畳んで留めてるようなのが
1㎝弱ほどの厚みで裏側に出っ張ってきていて、その辺の手作業も凄く大変そう。。
でも、その仕事ばかりする人が、専門的に作っていたのでしょうね。
クリノリンも工場で作られていたみたいです。

解説の後は実物を近くで見学させて頂けて他、
クリノリンを身に着けて着心地を試すこともできました。
着ている人の動きに遅れてふわふわとついて動くような感じで、結構軽いものでした。
(でもそれを覆う布の使用量がハンパではなさそうなのでやっぱり重いでしょうね)

そうそう、「風と共に去りぬ」は、小学校高学年の頃、テレビで見たのが初めてでしたが
昼間のドレスと夜のドレスの違いを認識させられた映画でした!
それまでもなんとな~くチェック模様の胸元の詰まったドレスと
胸元の開いたビーズやレース、チュール満載のドレスって何か違うと思っていたのですが、
へ~っ、ドレスには夜用と昼用があって、
夜のドレスを昼間に着ると顰蹙モノなのかとお勉強になった覚えがありますw

それから、昔読んだ少女向けの「若草物語」には「モスリンのを着ますわ」というセリフがあったのですが、
「モスリン」そのものの定義というかイメージって、いまだに定まりませんw
ヨーロッパのドレス界隈では
インドから輸入された薄手の綿織物がモスリンと呼ばれているそうなのですが、
用途によって知ってるモスリンは全然別物?!
要は織り方を言っているので素材や色柄は様々かとは思われるのですが、
着物用にもモスリンがあって、イメージは凄く派手派手な化学染料色の染め生地。
染め花用の素材のモスリンはなーんか染めてもマットな発色のペターっとした中厚の生地。
同じものとは思えない~[あせあせ(飛び散る汗)]って感じなのです。





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裏切られなかった美術展と… [趣味関係]



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 ↑ 京都での展覧会の公式から勝手に拝借。

で、改めて検索してみたら、東京の公式の方が盛り沢山だったのよね~。
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_mucha/

展示作品もチラチラ拝見できる♪

で、先日の中之島香雪美術館の前半の記事を書いたとき
頭にあったのがこの美術展のことで、
この東京のBunkamuraザ・ミュージアムの公式HPの作品紹介にあるように
色々なアーティストがみーんなミュシャをインスパイアして
アレンジしてる訳なのですが、
こういったのとパクリの線引きが…ムズカシイ!

…って、みんなが知ってる作品が対象ならインスパイアとかオマージュと認めてもらえそうだけど、
無名の作家の作品だとどうなのでしょうね??
「友達の〇〇ちゃんの作品が好きなので〇〇ちゃん風に描いてみた」なんてのはね?
しかも事情に疎い人がこのSNS全盛の時代に鬼の首とったかの如くパクリ発見みたいに攻撃して尻馬に乗る人が増殖していったりしたら…面倒くさいワ~~!

もう一つ気になるのが資料としての扱いで、
どこまでが参考と認められるのかパクリと言われちゃうのか?
例えば、安土桃山時代の絵師が南蛮屏風を描くのに見たことのない象を描こうとして
西洋人の描いた象の絵を傍に置いて、視点やパース、ポーズの違う絵を描いたら…?

オーディエンスとしては好きなアーティストが
別の好きなアーティストをオマージュした作品を発表してくれたらとっても嬉しいんですけどね♪

…ということで、今回はミュシャ作品以上に
影響を受けた作品を拝見するのを楽しみに伺ったわけですが…。

感想はもっと見せろーーー!でしたw
「みだれ髪」の表紙で有名な藤田武二や
ポスターが魅惑的な初期の北野恒富らに代表される明治期の画家と、
やっぱ少女漫画家への影響を楽しみに伺った訳ですが、
ちょっと少ない。。(まあスペース上の割合からすると仕方ないのですが)

一番のお楽しみは山岸凉子さんの作品だった訳ですが、
えっ…これだけ?と、ちょっとがっくり。。
でも、取り上げられていたのが自分の馴染みのない時代のレアな(わたくし的に)作品だったということは、
期待していたミュシャ体形の女性や菩薩のような作品がバンバン並ぶことより、
寧ろ有難い計らいと感謝すべきなのでしょうね。

少女漫画エリアでは山岸さんのことしか念頭になかったわけですが、
唯一ちゃんと読んだ覚えのある作品が、古本屋でみつけたハードカバーオペラやバレエの舞台を観ているかのような「ホフマン物語」の水野英子さん、
それほど読んだわけではないけど、一番好きと思えた作品の印象的なシーンが採用されていた花郁由紀子さんにも
ミュシャの影響があったというのは意外でした。

…ということで、もっとあるだろー!もっと出せー!!が主な感想ですが、
一応これは「裏切られなかった美術展」に入るでしょうか。

キホンつまんなかった美術展については触れてはこなかったわたくしなのですが、
実はこんなタイトル思いついてしまったのは、「裏切られた美術展」がありまして…。

それは「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道」展。
「〇〇とその時代展」には気を付けろ(〇〇の作品より周辺作家の作品が多かったりする)とか、
美術展のポスターって展示の全容を印象付けているのではなく、その内の特異な作品にスポットを当てていることが案外多い、
なんてことを百も承知だったわたくしでしたが、
これほどのクリムト押しのヴィジュアル告知であの作品量は…
久々の詐欺に遭った感?!ww

確かにタイトルはその通りで、
「ウィーン・モダン」&「クリムトやシーレ等に代表される世紀末への道」をテーマにはされてはいたのですが、平ったく言うと「マリア・テレジアの宮廷文化からセセッションまで(クリムトも含まれてるよ)」といったところでしたでしょうか。
まあそれでも、タイトルはOK?タイトルは嘘を言ってない。
…でもこのポスターはないでしょ?![むかっ(怒り)]
画像

昨年はオットー・ヴァグアー、シーレ、モーザー、クリムトの没後100年で
ウィーンはクリムトはヴァーグナーの回顧展で盛り上がっていて(狙ってた訳ぢゃなくたまたまクラノスケの勤続5の倍数年が当たっただけなんだけど)、
こちらの展覧会でもヴァーグナーに焦点が当てられた嬉しいコーナーもあっただけに
この告知ポスターは残念!
他の優れたウィーン・モダンの作家をあまりに軽視しすぎでは?!
ウィーン・モダン展ということで行ったなら、「ほーっクリムトも来てる[黒ハート]」とむしろ大喜びしたかと。

…というか、Twitterでフォロワーさんたちが絶賛していた他の「クリムト展」と混同していたわたくしがバカだったというのもあるのですが[あせあせ(飛び散る汗)]
https://klimt2019.jp/




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裏切られなかった美術展 続き [趣味関係]



わたくしがヨーロッパの中で一番身近に思えるというか馴染めるというかまったり出来そうな国といえば…ポルトガル!
町にマカオにルーツを持ってそうな東洋人や中華料理店をよく見かけることもその要因かもしれませんが、
美術館や観光名所で日本の文物や日本美術の影響を受けているインテリアを見ることも多々。
わたくしが一番スゴイと思ったのはコインブラ大学の図書館で、
これは明らかに蒔絵というか漆塗りにインスパイアされた作られた装飾?(模製漆器というらしい?)
ビバ・マキエ! ビバ・ウルシ!

実のところ余程の大名道具でもなければ
漆器や蒔絵にさほど愛を感じないというか、
日常使いのものは家庭内や巷に溢れてて、実用品として目になじみすぎ、新鮮さの欠片も感じられなくなってしまっているのですが(モダンデザインはお好みじゃないし)、
南蛮向けをに作られた作品や、
少々稚拙でも西洋で作られた意匠ってなんだかとても新鮮に感じられるし、
一生懸命まねっこして近づこうと精進しているところが何とも健気[ぴかぴか(新しい)]
(アニメ好きのクール・ジャパンに通じるものがあるかも?)

日本でだとそれほどお好きじゃない大陸のハイカルチャー的憧れイメージのある螺鈿も
螺鈿、螺鈿、螺鈿って埋め尽くすように使われていて、螺鈿過ぎて主張してない感じがお好きw

漆絵はじめ、そんな文物もいくつか展示されていて、
やっぱりお好き[黒ハート]と思いを新たに。

トールペイント?と思えるような花やバロック調の文様が描かれたデザインもあれば、
シンメトリーで躍動的ではないルネサンスぽいのも。
わたくしとしてはやっぱりイエズス会とかが関わった時代のものがお好みかしら~♪


そして、ここの美術館って初めて入ったのだけど、
館内には創設者にまつわる展示コーナーや御影のお屋敷の茶室や洋室のレプリカもあり、
ありりっ、これは見たような…と思ったら、今年の3月にクラノスケと本家御影の庭園特別見学会に参加していたのだったワ~!
その時見られなかった洋館の一角が再現されていたのだけど、
うん、細部にまで目を行き渡らせ、拘った上質の素材と一流の職人の技で作り込まれたお金持ちのお屋敷といった印象。
ちょっとしんどくなりそうなほどがっちり構成され、仕事の甘さが見受けられないw
ま、居宅とはいえ来客用の場所なのだろうと推察されるので、素晴らしいとしか言いようはないのですが、
これが居間だとパジャマでうろうろなんて出来なさそうだワw

ということで、高率で好物が詰め込まれた素敵な美術展でした[黒ハート]





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裏切られなかった美術展 [趣味関係]



タイトル「裏切られなかった美術展」って…w
つまり中身が期待と同等かそれ以上だったってことですわよね。
少し前危険、やばそうと思って覚悟して行っても予測以上に期待とは異なる内容だったこともあって
ご馳走様な美術展に出会えると嬉しいものです。

しかも満腹ゲプッというより腹八分目の丁度良さ、
好物の占める割合が高いというのは有難いことでございます♪

きっかけはたまたま。
Twitterでフォロワーさんがあげてらしたのをおみかけして、
出かけたついでに時間があるし、近所だし、きょうは一日乗車券持ってるし、で
気軽な気持ちでささささ~っと。

都会のビルの中の新しい美術館。
kouryuu.jpgHPから勝手に拝借

ざっくりというと南蛮文化との交流展みたいな感じでしかね。

主に絵画と螺鈿漆器。

絵画は日本人絵師が描いた安土桃山時代の洋風の大屏風絵等をメインとしたもので、
手法やモチーフが西洋風。
ポスターの絵もそこから切り取ったものなのですが、
これを見る限りではてっきり南蛮の国からもたらされた文物と思っておりました。

描線がメインの日本画とは違い、
ちゃんと陰影のある写実的な絵も描かれていたことにちょっと驚き!
しかもそれが本家とさほど遜色のない出来栄えであることにもびっくり。
未知のものばかりなのに!と思ったけど、
現物や状況を西洋人も目の当たりにして写生してる訳じゃないし。
双方ともに稚拙なところがあってもご愛敬?

モチーフの一部には西洋からもたらされた洋書や銅版画を参考にしているということで、
本家の展示もあったりして、
興味深く見ることが出来ました。


この種の展示を見るとき昨今考えさせられるのが今時の「盗作」問題。
「模倣」とか「オマージュ」とか「著作権侵害」とか色々…。

私は「〇〇風に××してみた」という作品が大好きなのだけど、
これねー、線引きが難しすぎて、とても語れないワww

でも誰もが知ってる作品で、金銭的な儲けがなく、
明らかにリスペクトしてアレンジしているのであれば
やたら「盗作」と叩くような風潮はどうかと…。
そういう人たちはこのような屏風を見たときもそういう方向からの目で見てしまうのしらと考えてしまいます。

西洋という未知の文化の扉が開かれ、憧れ試そうと挑んだ安土桃山の絵師の心意気みたいなのに賛辞を贈りたいとしか思えないのだけど、
元絵を描いた西洋の画家にとっては
著作権侵害、販売差し止め、損害賠償請求みたいなことになるのでしょうかね?
うーん、うーん、、、???

まあとっても無粋な話になってしまいましたが、
少し前、着物の柄に関して、盗作問題がSNS上で取り上げられていたことがあり、
ちょろ~~っと考えてみたという。

確かに絵画やデザインとしてみるならば問題となるレベルのものではあったのですが、
アンティーク着物に馴染みが出来てくると
展覧会の展示や骨董市の販売ではよく似た意匠(絵羽でも小紋柄でも)をみかけることがしょっちゅう。
あ、私の持ってる古布とそっくり!というようなものもあちこちで。
多分当時の流行りだったのでしょうね。
着物の場合は形が同じなので色と柄が、
洋服の場合のシルエットや素材感、アイテム等が、
流行のスタイルを形成する素材となることと思われます。
でも、コレクション発表前のデザイナーの作品でもなければ
大衆に行き渡ったものをパクリだ盗作だと叩かないのはなぜ??

今回の騒動はアウトだったけど、
一般的に伝統的な絵柄を受け継いでいることの多い着物の柄を洋服のスタイルに近いものとみるなら、
著作権に触れる触れないの線引きはどこに?ということをちらっと考えてしまった騒動でした。


…ということで、ちょっと他人事とは思えなかったわたくしは
オマージュ、リスペクト、パロディ好きで
これってちょっと冷や冷やものの問題という訳で…。

西洋への憧れから西洋画に果敢に挑戦する絵師に共感、賛辞を贈りたい気持ちは大。
真似された西洋人の画家も「ほーっ、東洋人頑張るやないか」ぐらいにしか思ってないと思うのですが。
印象派の画家に真似された浮世絵師だって著作権侵害とは言ってないと思うし、
これが真似だからといって叩いた人は当時いなかったと思うのでしよね。
ということで、なんでだろ~?なんでだろ~?なわたくし。
(どっかで何か読めば解説してくれてるんでしょうね)

ということで、脱線のまま次回に続く~。








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恒例 w子さまとのランチ会 [趣味関係]




ランチ会とは書いたものの、ここ何度か着物でお出かけ会の様相を呈している春と秋の恒例行事。
今回はこちらへ。

「ハレの日のきもの―近代の裾文様―」の画像検索結果

予定日は10月頭で、少し前から袷の銘仙をコーディネートしていたのだけれど、
どうにも暑い日が続き、w子さまは単衣とのこと。
単衣って…、6月の末に二枚ばかり着て、洗濯しちゃったのよね~、
もう袖を通したくなぁいとか思ってたのだけど…。

お出かけの直前に急に着物日和的に涼しくなるという幸運に恵まれたのだけど、
ちょうどあれこれ肉体的にお疲れモードで
これから半襟つけして帯結びの動画見て練習するのかと思うと自信がなかったのと、
周囲には撮影スポットみたいなのもなさそうだったことから
今回ゴメチー、わたくし洋服で行くワーと。
(この後にも着物でお出かけ予定がいくつか。。)

まずは会場の女子大学前の老舗の洋食屋さんへ。
名前はね…えとえと(すぐに思い出せない)
「『パリジャン』みたいな名前!w」
と思ったら「ギャルソン」ww

ほっこりとした具沢山のレトロな風味のスープ。
家庭的というか昭和感のある具材っぽいのだけど、
それが高級洋食店の仕様に洗練されててオイシー♪
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メインはシェア。
名物サンジェルマン(ビーフか豚ヘレを選べるけど豚ヘレだったかしら)と
タンシチュー。
がっつりオイシー♪
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展示は大学の別館みたいなところで新しくてキレイな建物でした。
裾模様をテーマにしているだけあって明治から昭和初期の高レベルな逸品が!

ええとこのおこちゃま用
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裾模様って=フォーマル。
当時は重ねで着用。
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判りづらいけど、一部は刺繍。
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婚礼レベルになると三枚重ね。
揃いの柄のをよく見かけるけど、こちらは松竹梅模様。
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当時の着物を見ているとよく目につくのが、御所車とこの鳳凰みたいなの。
流行りだったんでしょうね。
著作権とか盗作問題なんかなさそう。
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パッと見、黒留め袖のようにも見えるけど、多分振袖。
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着用写真。
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こういうのって現代でもありそうな。
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下前にだけ模様入り。粋だワ♪
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比翼で間に合わせてる今時の留袖と違い、裾が両褄模様になってるこの当時の礼装って大好物[黒ハート]
裾引きが前提になってるからなのでしょうね。





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竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary [趣味関係]



同館開催の以前行った山岸凉子展があまりに美しく、素晴らしかったので、
同じようなワクワクを期待して行ってまいりました。

うぅっ、行って良かった~♪

期待してたけど、やっぱりカラーページの原画ってとても綺麗[ぴかぴか(新しい)]
そして扉絵をはじめとする魅せる意匠は
わたくしの中では右に出るものがいないと思われるほどの感動ものの素晴らしさ。

少女時代の甘酸っぱい感情の記憶を懐かしみながらのことですが、
涙がこぼれそうになるのをこらえなきゃならないほど堪らないものでございました。

個性の強い作家さんなので、
一度読んだらもういいやとか、読んでない作品も結構多いのですが(特にファンタジー系)、
概ね歴史物は大好き[黒ハート]

時代や地域を感じさせる装飾とか風俗の描写は本当にため息もので、
そういうことを探求する世界がこの世にあるということを教えてくれた初めての漫画でした。

もちろんそれまでも時代物の漫画というのはあったのですが、
建築、服飾をはじめとして、遊びや風物等の流行に至るまで、より厳密に細かく、
そしてドラマチックに構成されていたような気がします。

子供の頃は全体の印象で、ただただこんな世界があるのかとステキー♡スゴイー♡と
その歴史&地域的風俗に憧れるばかりでしたが、
大人になったら一つ一つのディティールを頭の中で解説しながら
スゴイを噛みしめ唸ってしまうというw

大きくなってからネタ元に気づくのも楽しいし、
実際に似たような風景の中に行ける身になったりすることに
年月の隔たりを感じたり、
印象的に演出された活用の仕方やに舌を巻いたり
ストーリーを追ってワクワクドキドキときとはまた違う楽しみ方がございました。

一番最初は「風と木の詩」のコーナー。
これはドレスでいうとクリノリンからバッスルに至る時代を描いてたわけなのでしよね。

BLモノの最も有名な古典といった位置づけかと思われますが、
山岸さんや青池さん好みのわたくしの嗜好からはちょっとズレていてるし、
うー、なんかしんどい世界。。

連載がいつから始まっていたかも知らなかったのですが、
たまたま手に取ったのが
主人公たちの父親世代の青年期の頃の話を描いている第四章の冒頭。
(なんでこうなったかというのを生い立ちまで遡って説明しているような章)

ワハハ、十分育った青年オーギュスト(実の父親)がこの章の主人公みたいなところがあって、
わたくし、この章の彼には惚れたワw

冒頭馬車で、パリからマルセイユの海辺の自分の育った(養子なんだけどね)お城のような屋敷に
友人やクリノリンスタイルの女友達と一緒に帰還するカラーページの印象的だったこと!
ロートアイアンの門扉とか
自室のドアノブとかゴブラン織りっぽいカーテンとかに彫刻付きの廻り縁とかもう萌え萌え♪
「インテリア」という概念を教えてくれた作品だったような気がします。
庭の井戸やらフランス庭園、当時流行りの温室やら、
本編とは全く関係のない各号の扉絵の衣装やら…。

ネットの普及していなかった時代、
女史は書籍や映画、ご自身の行かれた欧州旅行での写真を糧に描かれていたのでしょうね。

そう、この方の作品って、西洋への扉だったのかも。

撮影スポット(なぜに彼?とは思うものの、やっぱ彼しかいない訳で…)
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「ファラオの墓」のカラーページを見られたのも嬉しかったです♪
レコードジャケットの展示もあり、意外と半分くらいは持ってたのねと。


そういえば今年の終戦記念日前後の新聞には
あり?なんか読んだことのある漫画のシーンが掲載されていて、
あっ、これ「紅にほふ」ではないのー?!と、
陸軍中野学校出身の女子のお父様の戦争体験が描かれた女史の作品だったことにびっくり!

和物ですが一般人の心に訴える佳作であり、
戦争の大変さを含んだ作品ではあるのですが、
満州や芸者さんの暮らしぶりが良く伝わるやっぱり当時の風俗が印象的な作品でした。


この日ははしごで次の行先が待ってたので漫画本を手に取ることはなかったのですが、
谷ゆき子女史のバレエまんがが三冊置かれておりました。
わたくしの学年に相当するのではなかったのが残念!
ラストを知りたかったワ~w









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ドレス・コード?ー着る人たちのゲーム 展 [趣味関係]



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入室すぐのところにあったフォトスポット。

これが告知にも使われていて、フラフラと行ってしまったというか、
もともとついでのお出かけだったのだけれど、
もともとのついでのお出かけ先が着いたらお休みで
あ、地下鉄一本で行けるワと急遽向かった先。

多分このドレスはかつて別の場所で見たことがあるものだと思うのだけど、
気の遠くなるような手仕事にただ脱帽!

右の女性用ドレスなんか同じような柄の連続に見えますが、
染め部分と刺繍部分と立体(レースや造花)部分が混ざり合ってるという。
布で出来たブレスレットやチョーカーもとても可愛いかったワ。
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この後は男性、女性のスーツとか日常着とか、色んな着眼点から展示がなされていましたが、
バロックぐらいからバブル期ぐらいまでのモードの変遷のめまぐるしさに比べ
その後は大したことがないというか…わたくしがその変化を感じ取れなくなってしまった??
なんか平成期ってモード史の中でみられる反動の繰り返しのようなものが感じられないというか
何かが流行ると一斉に全体がそれで埋め尽くされてしまうようなインパクトのある変化が
わかんないという…。
昔の人の方が老いも若きも無茶苦茶攻めの姿勢のような気がするのですが、
もう二十年もすると見えてくるようになるのでしょうか?

…ということで、他の展示(装苑賞に応募出来そうな前衛作品っぽいのとか)はあまり興味がなく、
別のフロアのコレクション・ギャラリーに向かったのですが…。

入る早々太夫・芸妓・舞妓さんの三連作掛軸が。
今尾景年って知らなかったけど、わーいお好き[黒ハート]
これもドレス・コード? 一見して何者かが判るという。
舞妓さんの花街までは判別できないけど、大体のキャリアぐらいは伝わるもの。
太夫さんはもちろん島原の太夫さん。
芸妓さんは襟や髪型の具合から、現代の「〇〇お(を)どり」のお茶席の時のと同じと思うのだけど、
当時はどうだったのでしょうね。

そのあと一幅ずつではありましたが、凛とした上村松園や菊池契月、
そしてやさぐれ感漂わせた北野恒富の女役者(だっけ??)の絵が続き、
おおぉぉっ、甲斐庄楠音!相変わらず妖しい~~~[揺れるハート]
背後に掛けられた孔雀模様の着物も印象的でした。

そのあとは梶原緋沙子で、わたくし的範疇はその辺りまで。
時代の近い服にも画にも、それほど興味はないという訳なんでしょうね。

同じ頃の洋画もあり、美人さんもおられました。
こちらも小磯良平ぐらいが限界。そこから先はちょっと…。

日本の装いに関する展示もあり、
今や紅白紅組司会者しか需要のなさそうな見事な振袖も。
わたくし、こんなの大好物!

日本美術の裸像についてはコードが成立していなかったという解説が興味深かったです。
西洋画の比較の上での話なのですが、
あげられてい例のようにギリシア神話の神々場合等、ちょっとしたお約束事からこれが誰とか何の場面とか
理解できるようになっているのでしょうが、
日本だと思いつくのは春画か天(天宇)鈿女命(アマノウズメノミコト)ぐらいしかないワ。





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セミナーと展示 [趣味関係]



美術館づいていた先週、
その波にのるように神戸ファッション美術館のセミナーと展覧会にも行って参りました。

たまたま何をやってるのかしら~?とサイトを覗いたのがきっかけ。
セミナーは「実物で読み解くキャロ姉妹の服」というタイトルで、
キャロ姉妹って誰だ~?
ポワレとかヴィオネ(この辺りも名前をきいたことがあるくらい)の周辺の人っぽい?
でも写真見たらお好きな服だから行ってみるワ~。
程度のノリでの参加だったのですが、
予想に違わずがっつりアールデコ期の刺繍やビーズ、フリンジ盛り盛りの
麗しい服の実物展示と、写真を使った詳細説明のセミナーでした。
んんも~~大好物[黒ハート]

この日はテーマに興味をお持ちの刺繍王子もお越しで、
以前このセミナー室の前で展示をされてたのを拝見した旨話しかけると
スマホの作品画像を開きながら色々ご説明して下さいました。
んもー習いたくなってしまうではないの!
手肩眼病がコワイわ~[あせあせ(飛び散る汗)]


階下ではお花を主題とした作品展が。



この真ん中のザ・アールデコなドレス、
チュールに糸やビーズ、スパンコールで刺繍されてんのかしらと思ったら
実物だと、全然素材感が違ったのでしよねー。
ドンゴロスみたいな色と質感のベージュの生地がベースで
セミナーでは生地の補修をしたとの話を伺ってもピンとこなかったのですが
あーなるほどこういう感じだったのねと。

今でもアンティークショップで目にすることがあるかもしれない程度に昔の時代の
お花を飾った帽子とか、
気が遠くなりそうなほど手のかかった民族衣装とか、
靴や扇子等も。
学芸員の方もどれを展示するか取捨選択が難しかっただろうな~と思われるほど
色んな分野のものを少しずつ。

興味深いコーナーもあればそうでないコーナーも。
そしてつくづく思ったのはわたくし、やっぱりある時代・地域の服飾が好きなのだワ~ということ。
現代物には興味がなくて装飾的な昔の衣類や小物がお好き。

江戸~昭和前期の着物コーナーもあり、
丁度大阪のレトロモダンな着物展にも行ったばかりなので、引き寄せられるかのように釘付け。

紺地に刺繍の小袖が特に印象的で、屏風絵の如き芸術品?
銘仙や染の着物も一級品揃いで見応えがありました。
お眼鏡に叶った非の打ちどころのないすっごく洗練されてるもののみを
ドーンと打ち出されたって感じ。

わたくしのお好きな昭和着物をイメージするならば…ズバリ紅白司会者の着物でしょうか。
あんなどうだと言わんばかりの大胆な着物って紅白歌合戦の紅組リーダーでしか見たことがないw
でも、そんな晴れ着なんかでなくっても、
大柄で大胆な意匠の品の良い普段着物の逸品がずらりと並べられていました。





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着物たち展 [趣味関係]



たま~に電車でお出かけするとふと目に着くのが展覧会の告知。

こちらは中心部からさほど遠くない駅を上がってすぐの会場、
しかも企画展のみなら300円なので、お出かけのついでにイソイソと行ってきました♪
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やわらかものからかたものまで。

目を引く意匠の華麗な…というより、
富豪の奥の方々が実際に召されていた印象の
趣味の良いものが並びます。

ええし(衆)の御寮さん?奥さん?らしいお上品な黒留袖
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二枚襲の奴(両)褄模様の内側[桜] 大好物♪
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本当にこういうのをお召になってお出かけしてたんだろ~な~という印象IMG_20190726_122529.jpgIMG_20190726_122507.jpg
家の中の雰囲気も再現
幅広の平打ち帯締めの時代感がお好き♪
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昭和前期らしい流行
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奥は博多人形で手前は中原純一カード
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今の時期に相応しい半衿
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展示の前半は大正期のものが多く、
昭和期になると細く出した白襟の似合うシャープな印象の着物が多く並んでいました。

当時の流行の傾向をマニッシュと表現されていたのが非常に分かり易かったです。
欧州でも第一世界大戦を経て断髪・ミニスカートのフラッパースタイルの職業婦人が増えたのと
時を同じくするかのように、
和服にも同じ流れがやってきたのでしょうね。
黒とか縞が多用されたお召とか何だか男前。
そいいえばこちらの展示ではみかけなかったような気がしますが、
ロシアのアヴァンギャルドの影響も出てきたりするんですよね。

豪華衣装もありましたが、あくまで古典的で
有名作家がここぞとばかりに腕を振るったような個性的なものや
芸事関係の方が着るような粋な柄行きのものを目にすることはありませんでしたが
時代が伝わる良質な展覧会でした。







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モロー展 [趣味関係]



暑い…、暑いけど行ってきました。
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たまーにどえらい長蛇の列で入館できないという目に遭うこともあるので
今回は開催わりとすぐに!
朝一にするか夕方にするか迷ったけど、朝一!
…といっても10時半頃だったかな?
予測通り入館時は割と空いていて徐々に観覧者が増えてきてました。

十数年前に神戸で鑑賞したことがあったので
それほど感動はないかも…と心配していたのですが、
全くの杞憂に!

ブルーベースの紫やピンクに区切られた壁に
テーマ毎に絵が配置され、
最初に展示されている母親や恋人の素描は私生活での人となりを伝える上で興味深く
親近感を持たせる内容となっていました。
(エキセントリックでもなければ、傲慢な教授でもなく、愛を求める薄命の異端児や夢見がちな放浪者でもなければ、恋人をとっかえひっかえしてる訳でもない←誰や⁈ 心身の安定したブルジョア階級の人)

後半の工夫を凝らして自ら設営した美術館に関する展示も
もっと見たかった…というか、美術館に行きたくなったワ~w

でも、何と言っても
やっぱり一番インパクトが強かったのは「サロメ」エリア!

たらふくサロメを堪能することが出来て感動モノでした。
未だかつて絵をみて泣いたり動けなくなったりしたことはありませんが、
ちょっとばかり身体を突き動かされるぐらいのぐぐっときた感はあったでしょうかねぇ。
あんなサロメやらこんなサロメ、見たこともないサロメもあったりして
キャプションを読みがらじっくり眺めていると
コツコツと重ねられた人の技と情熱の結晶なのだということが感じられて
わたくしちょっとモローに近づけた?w

他の神話的なものを主題とした
ギリシャから中近東、インド辺りまでの風俗をベースにした作品は
神戸の方が充実していたような気もしますが、
どちらもよかった♪
どちらも図録買ってしまってる~。

モローの魅力って何なんでしょうね。
多分多くの人は象徴的、幻想的なモチーフを思い浮かべることと思われますが、
それだけだと他の画家も同様。

エジプトやメソポタミア、ギリシャっぽい古代的な固い横顔?
ジャポニズムの影響が感じられるアールヌーヴォー的平面感?
装飾的な画面?

うーん、わたくし的にはこの辺りでしょうかね。
画面にお好みが集結している?!







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近畿、もう梅雨入りしてるんでは…?と感じられた暑い日の逸翁美術館 [趣味関係]



爽やかな季節にチマチマチマチマとした作業をしていると
どっか行きたいー!となるものですが、
行楽の季節の閉幕を覚えずにはいられなかった久しぶりの外出でした。

黒手袋に日傘、サングラスの重装備でもクラクラ~となりそうな昼食後の移動。
しかも美術館は坂の上~…ってただの住宅地の小高い場所。
いやぁ日傘がなかったら倒れるかと。

少し前に駅かどこかで目にしたポップなポスターを目にして
出かけるついでに回ってみたのでした。
(外出の回数減らすため用事は出来るだけまとめようかと)

ちょっとねー昭和な意匠に興味があって♪
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一枚目のポスターみたいなのが並ぶと思ってたので
最初の展示品が北野恒富だったのには嬉しいビックリでした!

ごく初期のポスターに見られるアールヌーヴォー的要素も
悪魔派とよばれていた毒気も感じられない
渋い色味の明治末期頃一枚。
でもお好きだー[黒ハート]

大正期の一見夢二ぽいけど、結構普通の日本画風の線で描かれているポスターも挟んで
昭和3年の京阪間最大急行開通の大型ポスターが。
昭和天皇の大嘗祭の御大礼に因んだ紫宸殿を背景にした五節の舞装束の美人がドーン!
これも毒気のない初期北野恒富って感じなのだけど、恒富じゃないのね。
でもお好きー[黒ハート][黒ハート]
(恒富は大正期後半ぐらいからお好きでなくなるのよ。。)

入口にはかみ砕いて言い換えると
「あまりの懐かしさに歓声が出たりお喋りがとまらなくなることもあるだろうけど
静かに見てね!」
的な注意書きがなされてましたけど、
ワハハ、わかる~w
一人で来てなかったらみんなきっと饒舌になってるかとww

阪急京都線と京阪電車の関係についてあれこれ疑問を呈している会話が耳に入ったときは
「それはですね…」と説明したくなったワw

何ヶ所かに撮影OKな阪急車両とかも展示されておりましたが
西宮北口駅のダイヤモンドクロスの模型を見た時は
連れがいたら絶対リアルに知ってると語っていたと思う~~w

昔の宝塚ファミリーランドの映像が流されていたときは、
そうそう!こんなだったワ!わたくしの記憶の宝塚は今でもこれ~~♪と泣きそうになりました。
出てきた歌劇のスターさんも少女だったわたくしが憧れた名前言える方々が沢山!

展示自体はほんっとにどれを選ぶか悩まれたでしょうねと思われるくらい
主だったものの中から主だったものだけを取り上げました的な早い時代展開での内容で、
例によってポスターに使用されている作品が展示内容をあまり象徴していない印象でしたが
明治末期から昭和後期に至る目まぐるしい変遷がよく伝わる展覧会でございました。





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毛皮のマリー 再び [趣味関係]



前回観に行ったのは…と、過去ブログを検索してみるに、
ほぼ3年前?
https://zokubarobeya.blog.so-net.ne.jp/2016-06-03

再び「毛皮のマリー」を鑑賞。
今回は麿さま目的の観劇でした。
役名は「醜女のマリー」。
以前観たときの梅垣義明氏のも遜色がないどころか
非の打ちどころがない素晴らしさだったのですが
ここはやっぱり…死ぬまでに一度は観ておきたい麿さまのダンス…!ー行かねば。

黒い執事服と妄想タイムのドレス姿を堪能させて頂きました。
執事と言えば…早や十年以上昔、麿さま演じる因業富豪金貸しに仕えていた
あの男を思い出さずにはいられないのですが
(関係ないですが、「紀州のドン・ファン」報道が流れると不破恒大が連想されてなりませんw)
ルックスやイメージ的には「サンセット大通り」?
サイレントからトーキー初期の映画を思わす張りぼてのような舞台セット(演出上)だったり
恋人を連れ込んだりということもあって、ちょっと被るものがありました。

でもストーリーは全然違って母と子の物語。
毎度なモチーフ、寺山修二の母と自分に纏わる思い?
東北とか東京のお話って感じで関西人にはちと遠いような。

麿さまを中心としたダンスタイムもあり、
眼福でしたww
横尾忠則氏感もそここに。

ただストーリー展開の方は…前回の方がよく心に響いたというか泣けたワ。
まあ何事も最初見た時の方がインパクトが強いというのがあるものですが。

とにかく今回は踊る生麿様を鑑賞させて頂け嬉しい限りの観劇でした。
もちろん、美輪御大を筆頭に出演者の方々は夫々申し分のないものでございましたことよ♪

束の間のめくるめく夢現に浸る?
大人のおとぎ話のような世界を目の前に繰り広げて下さいました。

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浅春の御影 [趣味関係]



三月の少々まだ肌寒い日、事前申し込み制の香雪美術館庭園特別見学会に行って参りました。

当日はなんでこーんな忙し時に申し込んじゃったんだろ。。と後悔しましたが
申込時は月末の本番に向けて着物着るシミュレーションしようとか考えてたのよね。

かなり制作に追い込まれてた時期なのでそんな余裕もなく
ランチはクラノスケとジュージュー脂の飛ぶお肉食べたし
現地に着くまで住宅地を迷ったりして
(かの有名な結弦羽神社を通り抜けて行くんだけど、隣接してるのに大廻しちゃったのよね~)
着ないで正解どした。

見学は申込者が一団となって説明をうかがいながら普段は入れないエリアを回るというもの。

最初の建物、洋館。
ネットで内部画像を見てたので入れることを願ってたのだけど
このエリアからの説明だけで、早々に希望を断たれることに…!orz
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ちょっとだけ玄関ポーチまで入場!
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隣接する和館。
能舞台でもあるのか??と思ったけど、こちらが書院や茶室に続く玄関棟ということで…。
こういう唐破風見るとわたくしの通ってた幼稚園思い出すワ~。
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編笠門。
ここから高低のある庭園が続き、北側は阪急神戸線が走っています。
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茶室「玄庵」の内部。
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いくつも建物があるのが茶室としては意外。
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書院。
建築したのは「聴竹居」の人。
わたくし、セセッションの香りがする文化的モダン建築を得意とされてるのかと思ってたけど、
豪奢な旅館建築のようにも見えるワ~♪
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ということで、内部に入れなかったのがいささか残念な見学会でした。
頂いたパンフレットには周辺の邸宅建築マップのページも。
半分以上が現存せずということで残念なことにございます。



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3月ももうすぐ終わり [趣味関係]



カテゴリーを趣味関係に分類いたしましたが
これは趣味?お仕事?
うーん、お仕事というには収入には結びつかないし
時給に換算したら女工哀史以下の劣悪ぶりかと思われるのですが…
作りたいから作ってしまうハンドメイド地獄ww
しかも売れるから作るのではなく
こんなん作ったらどんなの出来るのかしら~?って興味本位で
「自分が見てみたい」がモチベーションの一点ものがほとんど。
で、それに数点姉妹品が派生し、その傾向に飽きたら全然違うシリーズに。
そんな繰り返しで過ぎていく日々…。

特に誰かに師事したわけでもなく
以前から興味があったことを講師になった友人からやり方を教えてもらったのがきっかけで
二人でハンドメイドフリマ的なところに出店したのがスタートなのですが
今月、同じような嗜好傾向のある方々の聖地的ショップ内のギャラリーで単独展を開催させて頂きました。

秋にその場所で個展&カフェが開催されていたとき
たまたま居合わせた常連さんにこんなのしてるんですーってツイッターをお見せしたら
オーナー氏と傾向さえ合あえば出展出来ると教えて頂き背中を押されたのがきっかけ。
少し前まで近寄りがたいオーラを放っていたこの場所に
わたくしなんぞが出展出来るなんて思いもよらなかったけど
その足で階下に出向き作品画像を見てもらいお話が進むことに。

以来ひたすら作品作りを行い
告知原稿作成したり
少し前からは会期中の自分のコーデ(これも雰囲気作り)の準備をしたり
BGMの選曲をしたり(CDに落としたのは鉄ヲ)…

とても大変でヘロヘロ~ではございましたが、楽しい充実した日々でした。
作品の値段は自分が購入するとしたらこんなもの?って感じの設定なので
時給に換算でもしようものならやっとられんわ的な話なのですが
ねぇねぇ見て見て~♪わたくしの世界~~[ぴかぴか(新しい)]
がスタートで
それに同調したり賛美して頂ければ嬉しいし、
旅立って行った作品がその方を飾って頂けたなら更に嬉しい~~♪という。。


同種のものを作ってる伝統工芸士さんには技的にも量的にも足元にも及ばないだろうし
結構誰でも出来る最近流行の手芸なのでちょっとしたカワイイのはその辺にもいっぱいあるだろうし
…という感じなのですが
他と同じじゃイヤ的な個性的な人にお勧めしたい
えっ?これがそのジャンル??的なニッチ作品w

たまにご購入下さった方をSNSでお見かけしたり
送って来てくれた使用写真を拝見することがあるのですが
皆様パーフェクト! 予想の上を行くオシャレさんなコーデでとっても感動させられることがほとんど♪

視力の悪化(すご~く近視が進んだ)や腱鞘炎とかが心配なのですが
反響を感じられるということはとても嬉しいことでございます。

展示させて頂いた会場の影響力が否めないのは明白ではございますが
(ギャラリーの元々の装飾とSNSでの告知力)
聖地周辺に同調される方々に広く認知して頂けたと思うと嬉しい~。
次のイベントに向けまた邁進しようと思います。
(うぅっ、せめて年収でその辺の旅行に行けないかしら。。)





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文化の秋 その5 [趣味関係]



流石に極寒の日がせまってきそうな師走ですが、
ちょこっと西陣まで足を伸ばしてきた際の。

こちらは以前もあぷしたかもしれない聖地的アンティーク着物店。
10月に行った際のギャラリー。
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こちらは今月週末分。
この日はカフェも開かれており、
いつもなら覗くしかない場所に入れてドキドキ。
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近くには安倍晴明神社もあります。
結構にぎわっておりました。
少し歩けば西陣織会館も。

ここに来たのは…何十年ぶりかしら~ww
ありんこOLの頃、十二単着付け体験を致しました。

丁度ファッションショウの時間になり外国人観光客に混ざって鑑賞。
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どこかの駅でこのチラシを見つけ、
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綴れ織りの魅力ってなにかしら? &つづれ織りってどんなの?と
認識を新たにしようと寄ってみました。

過去に帯で勧められたことはあって、どこがどう特色なのか
&その魅力がわからなかったことがあったのですが、
えーっとえーっと…緞帳なんかに使われてるやつ??
という解釈で終始してしまいましたw

その後も周辺をウロウロし、たまたまのタイミングで工房見学みたいなことを。
頂きもののお土産~[黒ハート][黒ハート][黒ハート] あな嬉しや、ありがたや~♪
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文化の秋 その4 [趣味関係]



なんだかまたまた秋が戻ってきたようなこの頃、
他にも訪れた展覧会があったので備忘録的に。


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うーんと、、こちらはじっくり長居した有職造花展の後徒歩も含めかなり移動した後だったので
ちょっとお疲れで入ってきませんでした。
展示のジャンルも広範過ぎてしんどかったかしら~。

美術館脇はじめ付近の古物店・飲食店とかの雰囲気がよかったワ~。
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(珍しい形状のステンドグラス 龍がレリーフ的に前に出ている)

スマホから移した写真があったので…。
「文楽人形衣装の美」展。
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国立文楽劇場の資料展示室で催されてるとツイッターで目にしたので
おお、無料なのかと出かけるついでにちょこっと覗くつもりで立ち寄ったら
思いのほか素敵な内容でした。

海外からのお客様も多いという時流によるものか
場所を限って撮影もOK!
豪華衣装の刺繍やら髪飾り類を堪能させて頂きました♪

超絶刺繍の展示を見て以来、豪華刺繍…お好きだー?
今欲しいものはぶっくり膨れた刺繍半衿ですww
(そんなもの婚礼用っぽい気がするけど…実はアンティーク着物沼にはまりかけてるのでしよ)





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文化の秋 その3 [趣味関係]



なんだかスマホが容量一杯でアップデートが無理っぽいので画像をパソに移し替えたら
とりあえず撮った的な写真が一杯。

この秋はよく阪急電車を利用しました。
JRの昼特きっぷが発売終了になってしまったのも一因かも?


阪急百貨店エントランスの一つ。
昔のバロック調のシャンデリアがかかったコンコースが懐かしいけど
これはこれで素敵なアイアンワークぢゃないの?と再認識。
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この展覧会に行ったときのも。https://casa-giallo.blog.so-net.ne.jp/archive/20181004
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凄い坂道~!(ゲートまでは無料バスがありましたが生憎昼頃には走っておらず)
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あの美しい山荘。
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この写真だけ見たら東京の鳩山邸かと思っちゃった。
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内部撮影できないのがホントに残念~。
この日はテーマがテーマなだけに着物スタイルの観覧者の方々が結構いらっしゃいました。


たまたま予定と予定の合間に時間つぶしで入った阪急百貨店で遭遇した書道展「紫舟イズム」。
とても賑わっておりました。
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気になったのはアイアンワークとのコラボ作品。
色絵の前にアイアンで作った切り絵のような描線が吊り下げられているのだけど
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丁度良い立ち位置を見つけないとズレて見えるのというもの。
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斜めから。
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正面に立った上に遠近感の縮尺の調整も必要なので前後にも移動の必要が。
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かなり離れないとダメなのですが、結構な人だかりで間に人を入れないのが至難の業でございました。
うーこれでも顔は合致してるけど衿はズレておりますわね。
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文化の秋 その2 [趣味関係]



興味のあるものをテーマにしている関西エリアの美術館は大概行ったことがあるのですが
珍しくこちらは初めてでした。
今までも何度もチラシを目にはしてたのですが
駅からバスというのがなんだかネックになっていて
桜がきれいな季節にとか、近所にあるらしい大和文華館も一緒になんて思っていたら
ずーっと何年も行きそびれていたまま。

午後3時から難波に用があるので
それまでに身内が出展してる奈良市内の作品展と一緒に回ってこようと
わたくしとしては早めに出発、
住宅街と自然に囲まれた松柏美術館に行ってまいりました。

道路の裏側が入口になっていて手入れされた庭を回って入館するようになっています。
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橋を渡ったときは川と思っていたけど、池のようです。
でも松林があるから浜辺にも思えちゃいます。
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見たかった展示はこちら。
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点数はそれほど多くはなかったけど
好きなのがメイン扱いされていてとても良かったです♪

展覧会のサブタイトル通り本画が出来上がるまでの素描や下絵が興味深く
天才の試行の跡や
出来上がりの表からは見えない緻密で地味な作業の積み上げを辿ることが出来て
何だか嬉しかったです。
(ある頃までは日本画というものは一発勝負の気合で描いてるものだと思っていて、
 描きなおしのきかない神業だと誤解していたので
 下絵を写しているというのを知ってからは人間技だと身近に感じられるように)


「楊貴妃」はそれほど好きな作品ではなかったけど
手間のかかる細かい下絵線が何本も描かれてるのを見ると何だか親しめる存在に。

チラシにある「花がたみ」の製作過程は有名ですが、
ラフに描かれた色んな表情がちょっとマンガのようで…。
少女の頃初めてこの絵をみたときの妖しく不安定でコワイ印象(後にシチュを知って得心)とは格段の差。

「焔」は安土桃山的な風俗であることの経緯を読んで納得。
宝塚で観て以来六条御息所が嫌いではなくなってしまったので同調できないものがあるのですけどね。

微妙に異なる同じ構図の「人生の花」3点の下絵も見られ、
本画では切り取られている延長上(足元まで)を見ることで、初めて視点の位置というかパースというか
横から見てた訳ぢゃなかったのか~ということに気づくことが出来ました。

秋や春がオススメっぽい美術館でした。



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文化の秋 その1 [趣味関係]



随分長い間狂言のお稽古に行っていて、歌舞伎やアニメ鑑賞その他諸々
造詣の深い古の友人からのお知らせで
雲上流有職造花の展覧会に行って参りました。
たった2日間の開催!

有職造花ってなんぞや?で
想像してみたのはお雛様?

右近の橘とか左近の桜、
最上段真ん中の三宝に飾られてるお花とか?

ハズレではなかったようです。
そのルーツのようなものと思ってよかったかと。

でもそれだけのものではないだろうとは思ってはいましたが
やっぱり予測の上を行く素晴らしさでした。

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有職故実の品格のようなものをヒシヒシと感じられる澄み切った空間というのが第一の印象!

潔斎してお造りになっているのでは?なんて思えてしまうような
一片の曇りもない清々しい作品の数々に
あっ眩しい!とばかりに
己の身の汚れと卑しさをヒシヒシと感じさせられたものでした。
(でもドロドロな大衆的作品もそれはそれでいいものです♡)
薬玉の展示も多くあり、邪気を払う力の存在を感じずにはいられないほどの
清冽な格調の高さでございました。

昔の図も展示されており、それに倣っての製作もありましたが
どちらも美しい~。

箱庭のような台の上の景色を見ると
岡野玲子さんの「陰陽師」が思い出されるのですが
宮中の邪気を払うお話色々のお陰で
平安時代の宮中ってあんな感じとイメージ付けられてしまってますw
まあ主人公の役目が怨霊鎮めだし。
年中行事ってほぼ厄払いか無病息災・安全祈願。
(こちらも「ファンシィダンス」も終盤はは壮大すぎてちょっとついていくのがしんどい)

そんなことも思いつつ
細かい作業の隙のなさに感嘆しながら古の技を鑑賞させて頂きました。






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