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ドレス・コード?ー着る人たちのゲーム 展 [趣味関係]



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入室すぐのところにあったフォトスポット。

これが告知にも使われていて、フラフラと行ってしまったというか、
もともとついでのお出かけだったのだけれど、
もともとのついでのお出かけ先が着いたらお休みで
あ、地下鉄一本で行けるワと急遽向かった先。

多分このドレスはかつて別の場所で見たことがあるものだと思うのだけど、
気の遠くなるような手仕事にただ脱帽!

右の女性用ドレスなんか同じような柄の連続に見えますが、
染め部分と刺繍部分と立体(レースや造花)部分が混ざり合ってるという。
布で出来たブレスレットやチョーカーもとても可愛いかったワ。
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この後は男性、女性のスーツとか日常着とか、色んな着眼点から展示がなされていましたが、
バロックぐらいからバブル期ぐらいまでのモードの変遷のめまぐるしさに比べ
その後は大したことがないというか…わたくしがその変化を感じ取れなくなってしまった??
なんか平成期ってモード史の中でみられる反動の繰り返しのようなものが感じられないというか
何かが流行ると一斉に全体がそれで埋め尽くされてしまうようなインパクトのある変化が
わかんないという…。
昔の人の方が老いも若きも無茶苦茶攻めの姿勢のような気がするのですが、
もう二十年もすると見えてくるようになるのでしょうか?

…ということで、他の展示(装苑賞に応募出来そうな前衛作品っぽいのとか)はあまり興味がなく、
別のフロアのコレクション・ギャラリーに向かったのですが…。

入る早々太夫・芸妓・舞妓さんの三連作掛軸が。
今尾景年って知らなかったけど、わーいお好き[黒ハート]
これもドレス・コード? 一見して何者かが判るという。
舞妓さんの花街までは判別できないけど、大体のキャリアぐらいは伝わるもの。
太夫さんはもちろん島原の太夫さん。
芸妓さんは襟や髪型の具合から、現代の「〇〇お(を)どり」のお茶席の時のと同じと思うのだけど、
当時はどうだったのでしょうね。

そのあと一幅ずつではありましたが、凛とした上村松園や菊池契月、
そしてやさぐれ感漂わせた北野恒富の女役者(だっけ??)の絵が続き、
おおぉぉっ、甲斐庄楠音!相変わらず妖しい~~~[揺れるハート]
背後に掛けられた孔雀模様の着物も印象的でした。

そのあとは梶原緋沙子で、わたくし的範疇はその辺りまで。
時代の近い服にも画にも、それほど興味はないという訳なんでしょうね。

同じ頃の洋画もあり、美人さんもおられました。
こちらも小磯良平ぐらいが限界。そこから先はちょっと…。

日本の装いに関する展示もあり、
今や紅白紅組司会者しか需要のなさそうな見事な振袖も。
わたくし、こんなの大好物!

日本美術の裸像についてはコードが成立していなかったという解説が興味深かったです。
西洋画の比較の上での話なのですが、
あげられてい例のようにギリシア神話の神々場合等、ちょっとしたお約束事からこれが誰とか何の場面とか
理解できるようになっているのでしょうが、
日本だと思いつくのは春画か天(天宇)鈿女命(アマノウズメノミコト)ぐらいしかないワ。





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