着物たち展 [趣味関係]
たま~に電車でお出かけするとふと目に着くのが展覧会の告知。
こちらは中心部からさほど遠くない駅を上がってすぐの会場、
しかも企画展のみなら300円なので、お出かけのついでにイソイソと行ってきました♪
やわらかものからかたものまで。
目を引く意匠の華麗な…というより、
富豪の奥の方々が実際に召されていた印象の
趣味の良いものが並びます。
ええし(衆)の御寮さん?奥さん?らしいお上品な黒留袖
二枚襲の奴(両)褄模様の内側 大好物♪
本当にこういうのをお召になってお出かけしてたんだろ~な~という印象
家の中の雰囲気も再現
幅広の平打ち帯締めの時代感がお好き♪
昭和前期らしい流行
奥は博多人形で手前は中原純一カード
今の時期に相応しい半衿
展示の前半は大正期のものが多く、
昭和期になると細く出した白襟の似合うシャープな印象の着物が多く並んでいました。
当時の流行の傾向をマニッシュと表現されていたのが非常に分かり易かったです。
欧州でも第一世界大戦を経て断髪・ミニスカートのフラッパースタイルの職業婦人が増えたのと
時を同じくするかのように、
和服にも同じ流れがやってきたのでしょうね。
黒とか縞が多用されたお召とか何だか男前。
そいいえばこちらの展示ではみかけなかったような気がしますが、
ロシアのアヴァンギャルドの影響も出てきたりするんですよね。
豪華衣装もありましたが、あくまで古典的で
有名作家がここぞとばかりに腕を振るったような個性的なものや
芸事関係の方が着るような粋な柄行きのものを目にすることはありませんでしたが
時代が伝わる良質な展覧会でした。
2019-07-31 07:38
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