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裏切られなかった美術展 続き [趣味関係]



わたくしがヨーロッパの中で一番身近に思えるというか馴染めるというかまったり出来そうな国といえば…ポルトガル!
町にマカオにルーツを持ってそうな東洋人や中華料理店をよく見かけることもその要因かもしれませんが、
美術館や観光名所で日本の文物や日本美術の影響を受けているインテリアを見ることも多々。
わたくしが一番スゴイと思ったのはコインブラ大学の図書館で、
これは明らかに蒔絵というか漆塗りにインスパイアされた作られた装飾?(模製漆器というらしい?)
ビバ・マキエ! ビバ・ウルシ!

実のところ余程の大名道具でもなければ
漆器や蒔絵にさほど愛を感じないというか、
日常使いのものは家庭内や巷に溢れてて、実用品として目になじみすぎ、新鮮さの欠片も感じられなくなってしまっているのですが(モダンデザインはお好みじゃないし)、
南蛮向けをに作られた作品や、
少々稚拙でも西洋で作られた意匠ってなんだかとても新鮮に感じられるし、
一生懸命まねっこして近づこうと精進しているところが何とも健気[ぴかぴか(新しい)]
(アニメ好きのクール・ジャパンに通じるものがあるかも?)

日本でだとそれほどお好きじゃない大陸のハイカルチャー的憧れイメージのある螺鈿も
螺鈿、螺鈿、螺鈿って埋め尽くすように使われていて、螺鈿過ぎて主張してない感じがお好きw

漆絵はじめ、そんな文物もいくつか展示されていて、
やっぱりお好き[黒ハート]と思いを新たに。

トールペイント?と思えるような花やバロック調の文様が描かれたデザインもあれば、
シンメトリーで躍動的ではないルネサンスぽいのも。
わたくしとしてはやっぱりイエズス会とかが関わった時代のものがお好みかしら~♪


そして、ここの美術館って初めて入ったのだけど、
館内には創設者にまつわる展示コーナーや御影のお屋敷の茶室や洋室のレプリカもあり、
ありりっ、これは見たような…と思ったら、今年の3月にクラノスケと本家御影の庭園特別見学会に参加していたのだったワ~!
その時見られなかった洋館の一角が再現されていたのだけど、
うん、細部にまで目を行き渡らせ、拘った上質の素材と一流の職人の技で作り込まれたお金持ちのお屋敷といった印象。
ちょっとしんどくなりそうなほどがっちり構成され、仕事の甘さが見受けられないw
ま、居宅とはいえ来客用の場所なのだろうと推察されるので、素晴らしいとしか言いようはないのですが、
これが居間だとパジャマでうろうろなんて出来なさそうだワw

ということで、高率で好物が詰め込まれた素敵な美術展でした[黒ハート]





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