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梅雨の晴れ間のお出かけ その9 あやしい絵展 [趣味関係]



こ、これぞ梅雨の晴れ間?!

午前中警報が出てたような豪雨の日、午後の晴れ間に思い立って行って参りました。
開催すぐの平日でもそこそこ人出があるというのと、
またいつ開催延期・中止になってしまうかもしれないとの危惧から
もう行けるときに行っておこうと…!
画像

ほぼどれもお好きな絵でほぼどれも知ってる絵。
色々なジャンルから沢山の作家を紹介しているものだから
広く浅く感は否めず、たまにこれもお仲間というのはちょっとムリが…?というのもあったけど、
概ね好きな作品ばかりでホクホクな展覧会でございました。


幕末~明治期の展示から始まり、
入ってすぐのところに安本亀八の生き人形。
こちらでは以前松本喜三郎の生き人形展も開催されていたほどなので
すご~く有難い美術館。
タイトルは「白瀧姫」とのこと。
飾られていた当時の写真も貼られており、
曲げられた右手に大きな檜扇を持っていたことが確認されるのですが、
アンバランスな大きさがまたよくってこの姿でも是非みたいと…[ぴかぴか(新しい)]

続けて月岡芳年のどろどろ系の版画。

大正期の展示ではアールヌーヴォー等西洋の影響を受けた作品の中に
ミュシャやラファエロ前派、ビアズリーも展示されていて嬉しかったです。

お馴染みの画家の作品が取り上げられている場合、
なぜにこれを選ぶ?!ということがよくあるのですが
今回はそんな場合でも別作品も選ばれていることが多く残念に思わずに済みました。

岡本神草の「口紅」はその大昔の学生時代、西宮の大谷美術館で初めてじっくりと美人画を見たときのラインナップに含まれていたもので、今回久々だったかと。
屏風の左側(第二扇)の前に立つと、
一見黒ずんで見える舞妓の簪の銀ビラがキラキラと輝くのに気が付きました[ぴかぴか(新しい)]
因みにその一番お好きだったのが甲斐庄楠音の「七姸」でしたでしょうか。
今回は洋画風の楠音が沢山。

お馴染みの画家・作品の揃い踏みの中、
大きさのインパクトもあってか一番印象に残ったのは「不如帰」の大屏風(絵看板)で
写真で見たなら口絵や挿絵程度の大きさと誤解してしまうのですが、
とにかく大きいてびっくり!
そして絵柄(複数の画家による)が好み。

全体を通してお好きじゃない作家は数えるほど。
作品はメジャーどころが多かったですが、行って嬉しい展覧会でした。
ただ…これらの作品はアングラというかサブカル的な立ち位置で
本当にお好きなマニアだけのものであって欲しいというのが本音のところで、
明るい場所で一般に愛されるメジャーな作品にはなって欲しくないですわね。。




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