秋の文化祭2021 その1 [趣味関係]
お出掛けシーズンの到来で、美術展その1は10月末に訪れたこちら。
バロックから世紀末ぐらいまでの装飾的な服の展開展示?とか思いつつ伺ったら…ちょっと様子が違っていました。
とりあえず入って右にあった靴コーナー。
うーん、、「風木」のジルベールやオーギュストが履いてたそうなw
(ジルベールが学院入学前のパリ住まいの頃、
靴のオーダーをしてたのって何年頃だったのでしょう?
親世代の話の時はザ・クリノリンの時代だったし、
物語の中心はバッスル時代だったような…)
やっぱり最初に引き寄せられたのは刺繍などディティールの美しさ
服飾史的なこういうのって今までも何度もみたことがあるのよね~と思っていたら、
今回の展示は違ってました。
重点が置かれていたのは「造形美」「造形の構造」なかでも「傾きの構造」。
(+実用性や効果、理由、用の美、着心地とか…)
平面の布を縫い合わすことによって構築される立体の造形美というものの存在を
初めて認知させられた展示でした。
試着できるものもあり、
丁度主宰のご本人が出て来られたタイミングで
とっても古い装飾性の高いものを服飾系と思しき学生さんに試着させてあげる場に居合わせることができたり、
自分も新しいものに袖を通してみることができたり、
展示品を鑑賞するだけでは終わらない多方向から学べる内容の詰まった展示でした。
一応わたくしも日本では明治の軍服として馴染みのある肋骨服を試着。
ボタンを閉じると胸がせり上がる構造で、
胸を張って立派に見えるようにできているのだとか。
因みに肋骨のような堅いブレードは剣や槍で戦う時代の防具を兼ねた装飾が由来なのだそうで、
男らしい見た目と装飾性から広く伝播していったとのこと。
面白かったのは「人間アクセサリー」の話でした。
フランス革命以降貴族たちには無地でシャープなシルエットが流行していくのですが、
見栄えする使用人を従えることがステイタスとされるようになり、
人目を引く華美で装飾的な衣装のルックスの良い男性が伴うこととなったのだそう。
これって…格式あるホテルのドアマンや給仕が歴史がかった装飾的な恰好をしているのに通じるものがあるかしら?
会場はあの綿業会館の近所でした。
丁度窓掃除の最中。
ここは…以前ドラマロケのエキストラで入館した懐かしく思い出深いビル
10年以上前の見学会の画像
ボランティアエキストラで参加した「白洲次郎」のドラマにちょこーっと映っております
2021-11-08 06:58
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