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ジム・トンプソンの家 [バンコク旅行]



わたくしなぜか…ヘンな勘違い?!

昨今巷を賑わしているヘンリー王子の王室離脱の一件、関連して思いだしたのは
英国王室って、昔も王位を捨てて恋を選んだ王室離脱者がいたのよね、ってこと。
「王冠を賭けた恋」とかいわれて、
えーっとえーっと…名前はね、思い出せないけどお相手はシンプソン夫人!

改めてウィキに目を通すと
1930年代、国王になることを約束されていた王太子が既婚者シンプソン夫人との恋におち、
エドワードⅧとして即位したものの彼女と一緒になるため退位したという事件!

その後はウィンザー公という称号が授与され王室からは手当も出ていて
ヨーロッパやアメリカ各地でウィンザー公としての扱いを受け、
英国植民地のバハマ総督として赴任したこともあるとのことなのですが…

わたくし、どういう訳か「王位より愛」のその後の二人の暮らしはひっそり穏やか、
タイなんかでの隠遁生活といったイメージがありました。

が、何故にタイ?!
勝手な思い込み~~ww

これって…単に「シンプソン」と「トンプソン」が似ていたから?!?!
多分そうなんだワ~[あせあせ(飛び散る汗)]ww

で、改めてトンプソンって誰?ってことなんですがw

ウィキによると略歴はこんな感じ。
アメリカの裕福な家庭に育ち、建築家を経て陸軍入隊、
ヨーロッパ戦線で諜報部員として活動後、インドシナで終戦を迎え、そのままタイに逗留。
タイ・シルクの復興と売り込みで欧米で大成功を収め、
マレーシアで友人の別荘滞在中に忽然と姿を消し、その後は不明(失踪、誘拐・他殺説も)。

タイシルクの人気を押し上げたのは映画「王様と私」の衣装がきっかけだとか。
オリエンタル・ホテルの経営にも携わったということで、
これを知って訪れていればまた違った感慨があったかも。

…ということで、ジム・トンプソンの家!
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写真は外観と蓮の花のみ?!w

英語ツアーで案内された家の中は風のよく通りそうな(一方で豪雨は大丈夫⁈)二階建ての木造建築で、
いくつか連なる東南アジアらしいインテリアの貴族の邸宅のような部屋に
陶磁器や漆の調度や展示品が並べられていました。
タイシルクを世に出した実業家というイメージだったけど、
古美術の収集家でもあったのだとか。
主にタイ・カンボジア・ビルマのもののようですが、中国っぽいものや、中には京薩摩的なものもあり、
もはや美術館?!

ファッション関係のやり手のおじさんというイメージだったけど、
現地の案内によるとこの建物周辺に職人を住まわせてプロデュース。
美術に対して見識が高く
経営者としての能力にも秀でていたのだと推察されます。

同時に諜報部員の過去と政財界、欧米に繋がる人脈。
ドラマチックな濃い人生だわ~。

ウィキを見たことで、ウィンザー公とシンプソン夫人というのも
英王室との繋がりを完全に断ったわけではなく、欧米の権力への影響力を保持していたことから
王位をなげうってでも二人の世界を選んだという恋一筋のイメージがガラリと変わったのですが、
ジム・トンプソンという人物も、タイシルクを中心にハイブランドを立ち上げた審美眼とプロデュース力を兼ね備えた実業家といったイメージだけではなく、少々きな臭さが漂うことに?
でも、軍や政財界に通じる外国人にはどうしても諜報活動疑惑というのがつきまとう時代だったのかもしれませんわね。
「マタ・ハリ」とか「間諜X27」とか色々映画もあったりして、時代そのものがドラマチック~。





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