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7年ぶりの土佐 [旅行関係]



2012年12月のブログをコピペ

>雅か俗か分けるなら、


―「絵金」

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品格 < 人間味、

ハイカルチャー < サブカル

伝統 < 新興

江戸後期…というか晩期の土佐の絵師―「絵金」。

今年は生誕200年ということで、高知県各地でイベントが開催されているとのことでしたが、
最後の最後に三会場の展覧会に行ってまいりました。
わたくしがこの絵師の存在を知ったのはもうずーーーーっと前、
テレビ東京系の「極める」という番組(「極める Ⅱ」か「極める 日本の美と心」のどっちか)。

一年に一度だけ、祭礼の夜に境内や町屋の軒先に屏風が飾られ、
血塗られた芝居絵が灯火でゆらゆらとゆらめくという…。

闇夜に照らし出される「おどろおどろ」と表現される極彩色の屏風は
恐らく未就学児には「キョーフの地獄絵」のようなインパクトで襲ってきそうな耐えがたさではないかと心配するほどのド迫力…。(自分が幼児だったら泣きながら逃げ帰ってると思う)

絵金独特の絵具の配合による「血赤」と呼ばれる朱、
飛び散り、あるいはどくどくと、だらだら、たらたらと流れ落ち…、
よくこんなものがお宮や民家に保存され、晴れの日に飾られるものだと思えるのだけれど、
よくよく見れば「芝居絵」、
役者のデフォルメされたポージングで芝居を再現。
実は描写されているのは舞台の上のバーチャルな世界、
こっ、この血は、切りつけたら噴き出す赤い布と思えばいいのっ?
(子供の頃みた人形劇「新八犬伝」では刀の切り口から赤い小さな反物のようなのが四方に投げられたと記憶が…)


ほーほー、こんなことを書いていていたのでしね。
中身の充実した面白い鉄ヲとのほぼ別行動旅だったと記憶しているのですが、
今回はクラノスケとこの念願の「絵金まつり」に行って…行って…行って
うーーーーーーん!行こうと一念発起!向かいました。

一月以上前からJRとホテル宿泊がセットになったパッケージツアー申し込んで
そうだ!浴衣を着ようと帯結びの練習もして。

そして車窓から縦断する四国山地の大歩危小歩危に代表されるような渓谷の景勝を眺め
鉄ヲが子供の頃行ったワね~とか随分鉄橋が多いのねーとか結構川の傍通るのねーとか増水してるよねーとか色々…。

そして再訪の「臨水」でのやっぱり期待を裏切らなかったランチと建物を堪能して
ホテルで浴衣に着替え、
スマホで電車の時間を検索して知った事実!

前々日に告げられていた「20日のまつりは中止」!!

あららららららら~~~!

この日の雨は降ったり止んだりでした。

例年なら少々の雨でも建物内に引っ込めて鑑賞できるときいていた屏風絵。
ま、まあね、台風が近づいてるとか言ってたんで(朝鮮半島側に行ったけど)
風に煽られたりしたら大変よね。
でも弁天座の芝居とか絵金蔵は観られるっていうからまぁいいかと
一応は現地へも行き、
そして翌日お昼前に電車に乗ろうとしたら不通!
ありゃりゃりゃ、なんてことでしょう!

でも第一目的は果たせなかったもののハプニング含め内容盛り沢山な楽しい旅となり
総合的にはオーライ?
旅の中身は次回に続く~。








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