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ドラマが残してくれたもの その1 [娼婦と淑女]



「残酷なもの」・・・愛。
愛という名の煉獄が始まった
四年前の夏の終わり…。

身を焦がし、
舞い踊った日々の再訪を…、
怖れずにはいられなかったこの数週間。

でも、「愛」という深遠なテーマを残して、
ドラマは怖ろしい程見事に幕を閉じてくれたワ!

こ、これは、
視聴者にすぐ傍にある筈の愛に気づかせるために仕組まれた
神業の如き第三部?!

そ、そう、

多分、恐らく、

失う前に気づかせてくれた―、
一番大事なもの。

わたくしを待ってくれている人達の元に
戻してくれたワ!

この三カ月、
何も手に付かないほど
恋焦がれた
届かぬ人への思いも断ち切ってくれた!


「今まで色々ありがとな。お前は用済みだ。」
決して人生を諦めない
史上最強のヒロインは、
他人に人生を諦めさせることで、
どこまでも生まれ変わり
力強く生き抜く様を見せてくれたワ!

ええ、見る者に力を与えてくれた!

そういえば、
二部の後半あたりで、
わたくし、こんなこと書いておりましたワ。

>裏切らない展開どころか、
書き手の人間性というか深さにまで興味が…!

どれだけの体験をしたら、どれだけの本を読んだら、
あれだけの思考ができるのか、あれだけのお話が紡げるのか…、
すっごーく尊敬。


「愛讐のロメラ」とか、「終わった、終わった、ああこりゃこりゃ…」だったけど、

この作品は
最終回の意味するところを考えさせてくれました。

な~んか、
常人には考えられない展開でした。

えーっと、
わたくしの希望的ヘボ予測では

陽平、病死。
藍子、出産後死亡。
子供を紅子が引き取り、
山麓に開いた孤児院でみんな一緒に育てて、
改心し経済人として成功している藤堂がよき理解者として経済的に支援。

みたいな感じだったのですけどね。
(すっご~~くマトモでそ?)


決して視聴者に媚びへつらうことのない断固とした終わり方、
ただただ作品を作っていこうとする意欲にのみ支えられた冒険っぷり、
今後の収益のことなど眼中おかず、
無欲なまでに純粋に作品を紡いでいこうとする
もう天晴れとしか言えないような作り手の潔さに
圧倒されるばかりでございました。
(DVD販売戦略が頭を掠めたりはされなかったのね。
 二部までは今期最強ドラマとして、投票とか考えてたんですけどね。)



>藤堂をあそこまでおとしめる意義が見えてくるのでしょうか…?

答えは…、これ?

やっぱ、わたくしのようなのに
本当の愛を気付かせるため???
「奥さん、ヤバ過ぎ、熱くなり過ぎ」と、
冷水浴びせて下さった訳?

「さあさあ祭りは終わり。三カ月間御苦労さま。あんたの一番大切なものが待ってるところへ帰んな。」

うぅ~~~ん、
これがドラマ最後に訴えたかったことと解釈すればよろしいのかしら??

その2に続く予定~。。


 


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