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「Re:涙雨,」の感想 [高杉氏 その他]



えっ?クリスマス、何か考えて下さいますの?☆

でも…、やっぱりきっと東京ですわよね。
これが…、大阪でしたら、わたくし、わたくし、いやんっどう致しましょ?!


さて、「眠狂四郎」といえば、雷蔵。
でも、も一人好きだった狂四郎がおりました。
片岡孝夫丈。

ホンのすこーしだけ、猟奇的というか不条理なお話もあったのですが、
涼やかな男前が主役ということと、やっぱテレビ放映ということで、
どろどろさに欠ける印象の、
ちょこちょこと不満の感じられる作品ではありましたが。

わたくしがまだがっこ行ってた頃の話なので、
はっきりとは憶えてないのですが(捏造だったら済みません)、
狂四郎が熱を出したことがあって、はぁはぁ…(わたくしがね)。
確かその回だったと思うのですが、少女が往来で悪い奴にじいちゃんが斬られる現場を目撃。
足首を伝う赤い血。
「〇〇ちゃん、あんた女になったんだね。」byその辺のねえさん。

ストーリー上、大した意味はなかったように思えるのですが、
こういうシーンって、鮮烈さとかしみじみとした感慨とか、
見ている側に訴える何かがあるもの…。

「Re:涙雨,」の主人公、
内股に一筋の血を伝わせておりました。

その前に、妊娠への危惧をケータイに入力したりしてたのですが、
校舎裏でカレシにやられて、その下校中。

監督は女性?作者も?

えーっと、等身大の女子高生の話…ってことでしたっけ?
(どこにもそんなこと書かれてない?)
120万人が涙した原作?

これは…、
遅れてたのが来たってことでいいんですわよね。
それとも流産?

前にも書いたことがあると思うのですけど、
お話を大きく転換する契機になる事件といえば、
海外渡航、妊娠、そして初潮。
もう古典的な切り札。
遊郭周辺が舞台の話なんかで初潮を迎えたら、
=諦念の象徴、みたいな感じで、
わたくし的にはとってもお好きなシチュだったりするのですが。

今回のは別に初潮じゃないけど、
なんかねー、
女としての生々しさ象徴するようなシーンがなんであそこに挿入されるの?みたいな感がありました。
(女子高生の不安要素の削除。安堵感とか逞しさを訴えたかったのでしょうか?)

もひとつ、お話の重さ具合がピンとこない~。
全体を通しても、女子高生が人生を考え直す契機となった出来事があり杉、重杉な気がしないではないのですけど。

その昔読んだコミックスの中で女子高生が3パターンに分類されておりましたわ。
一点興味集中型、いわゆるヲタ系とか勉強、クラブ頑張る系。
アイドルとかオシャレとかの話題で群れてるグループと、
それから、傍目には男関係も含めて派手な方々。

このドラマの主人公は下二つにかかってるパターンでそかね?
等身大…、う~ん、、等身大?それにしては色んなことが…。
んでもって、色んなことがあった割には大して…。

もいっちょ、マンガの話で「オルフェウスの窓」。(といっても、「オル窓」の話ぢゃないけど…)
第二部の開始に伴い、「ベルばら」が連載されていた週刊「マーガレット」から、月刊「セブンティーン」に掲載誌が変更となりました。(同じ出版社なんですけどね)
内容がマンガばっかしだった「マーガレット」に比べ、「月刊セブンティーン」は…、
あり?あんまし記憶にないワ(ベイ・シティ・ローラーズのグラビアとかあったかな~?)。
とにかく、ちょこっと…いえ、かなり?おねーさんな内容の雑誌で、
マンガ以外の記事も色々載っておりました。
おすぎとピーコの映画評論対談みたいなのもあって、
このおばさんたち、なに?なんて、思っていたものです。
女性週刊誌ちっくな読み物もあって…。
海でナンパされて送ってもらうことになって車内でまわされちゃってハシタ金掴まされた、という体験記みたいなの。
「小学〇年生」の幽霊話も眠れないくらい怖かったけど、
これはこれで衝撃的な内容でした。お勉強になったワ。
「オルフェウスの窓」は、20世紀初頭のドイツやロシアを舞台にした男装の麗人が恋に命をかけるようなお話。
セブンティーンの売り上げ部数を延ばすために移されたのだろうと想像がつきましたが、他の内容とのかい離幅があり杉。
マンガ部門だけでも、同棲、妊娠なんかをテーマにしてた他の作品との差が大き杉で、
ギャップが激しいことこの上ない雑誌でした。

コンセプトが絞りきれない、みたいな感じで引き合いに出すつもりだったのですが、
ちょっと余りな例えですわね。
とーっくに女子高生は経験済みのわたくしですが、
「セブンティーン」を読み始めた頃のような気分にさせられるドラマでしたわ。
(や~ん、きょわい~って。
 でも、その後大人は思うの。同じ目に合わせてやれ~!提訴だ~!損害賠償だ~!って。)

ごくごく一部の子に起こる出来事をいっさいがっさい主人公が一人で引き受けちゃったって感じでしょうか。
ホーム・ドラマ?純愛?学園モノ?女の性? 
どの世界のお話として捉えればいいのか、もひとつ的を絞れないでいたわたくし。。
どっちの世界の子というより、絞りきれずにたゆたってる人種のお話と理解すればよかったのかも。

「なみだの操」でも歌いながら退場いたしますわ~。


 


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