ペナン ~OP観光 その3~ [ペナン旅行]
中国系の寺院、クー・コンシー(邱公司)は
こ~んなわかりにくい路地の奥にあります(トンネルみたいな入り口の上には住居が)。
右側の建物群の一番奥でチケット販売しているのですが、
地元のガイドさんじゃなければ迷うとこ。
立ち並ぶ家は、なんかセットみたいでそ?
寺院は広州やシンガポールなんかでもよく見るスタイル。
邱一族の檀那寺ってとこかしら。なになに?一族の廟?
先祖(位牌)をおまつりしているというわけでしね。
ペラナカンの家なんかにありがちですが、
普通に西洋風のシャンデリアが飾られていたり、
華麗なアイアンワークの手すりが付けられていたりします。
屋根の飾りも豪華~。
なんか関東の方の年末のお祭り(酉の市)で売られている「熊手」みたいな形?
寺院の一階が展示室のようになっていて、
ぐるっと巡るとペナンにおける華人文化がわかるようになっています。
姓名(氏名というべき?ちょっと不明)の並ぶパネルがあったり、
パネルによる地理と歴史の説明、
福建様式と広東様式のかまどのキッチン再現等々…。
個人で行くと、スルーっと通過しそうなところなのですが、
華人のガイドさんからの詳しい説明が。
長男の名付けの方法とかルーツを辿れるとか、だったかな?
寄付をした方々のお名前のゴールド・プレートもありました。
これらの方々は、いわゆる成功者。
お金持ちになったり、外国の大学教授だったり、
立身出世した方が故郷に錦を飾ったというわけです。
三代目は身代をつぶしがちみたいなお話も。
とにかく風水には凝るという話から、
ホンモノの風水師もいるけど、ちょこっとかじっただけで風水師を名乗る者もいるというお話に、
「俄か風水師ですね」と相槌を打ったところ、聞きとがめられてしまいました。
どこの国でも、努力家のガイドさんって、熱心に言葉を吸収しようとされるものです。
で、でも、「ニワカ風水師」とか「エセ風水師」なんて…却って通じにくいかも。。
そーいやポルトガルでもホテルのフロントのおじちゃんに「How are you?」の日本語訳を教えて欲しいと言われて、「ごきげんいかが?」と、お伝えしたのだけど…普通は、使わないわっ。
さてさて、
もひとつ興味深い話が。
この、なんでこんな解りにくい路地の奥にあるのかというと、
昔は集会場として使われていたのだそう。
良く言うと自衛団、悪く言うとマフィア?
抗争に備えて、わざとわかりにくいところに立地させたのだとか。
ほーっ、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」みたいな感じなのかしらっ?
そーいや昔の映画で、横浜の中華街の現存するお店(爆発してたから多分セット)なんかでドンパチされてんのとか、見たことあるわ~。
初期の移民社会には付き物の存在なのかも。
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