続 禁断の…「悪魔の…」 [20世紀Jュリー]
観終えました。コレ。
全17話。
ほぼ月4話ペースだったから4ヶ月ぐらいかかってたのかしら。
続けて観たかったのだけど、
お楽しみは先に…ということで
大事にゆったりとしたペースで観たワ。
感想は。。。
このラストを知ってたらこんなに大事大事に丁寧に観なかったじょ?
結末は最初から決まってたのでしょうか。
う~ん、でも、タイトルコレだから
コレってこういう状況を指してたのかしらね。
当時の楽曲タイトル同様、単に映画「悪魔のようなあなた」のパクリかと。
(「悪魔のようなあなた」 1967仏 アラン・ドロンが記憶喪失の男を演じるサスペンス・ミステリー。撮影は「サムライ」と同じ監督。)
う~んう~ん、
ウィキで最後数話が削られたというのはちらっと読んでいたので
少しは覚悟していたのですが、
序盤・中盤とワリとなくても良いエピソードなんかもちんたら挿入されていた感があったので
余計な枝葉を落としてお話進めちゃったのかしらと思ったのだけど、
最後2~3話、流石に唐突杉だったような。
J様演じる良ちゃんが、1968年に起こった三億円強奪事件の犯人という設定で、
放送期間が
1975年6月6日 - 1975年9月26日の全17話。
毎回ラストに「時効まであと〇〇日」と、字幕テロップが出て、
同年12月10日に時効を迎えるホントの三億円事件と日数がほぼ連動してたような気がするので、
当初は12月上旬に最終回を迎える予定だった?
だとしたら、
結構な回数いえ、ひょっとしたら三分の二話分くらい割愛されちゃったのでそかね??
畳みかけるかのように
ひたすら破滅へと走らせるわけなのですが、
良ちゃん、途中で記憶喪失に。
この間、衣装も着たきりで、
虚ろな表情でなされるがままになってたのですが、
見事にかっこわりぃ~。
元々、J様ってモデル体型でもなく造りが理想的というわけでもなく、
危ういバランスの上に成り立ってるお色気というかなまめかしさが魅力のお方。
こんなにも不細工に見せることが出来るのかとヘンなところに感心しちゃったりして。
けれども記憶はすぐに戻り、
ラストは狂気の沙汰続きの中で、
ギラギラと下品な光を放ち続け、
あぁ、J様の虜になった制作者の方々は
このシチュを、このショットを、この美学を撮りたかったのね~~~!と、納得。
脚本は1979年に
の監督をされた方。
う~~ん、
まったくもって個人的嗜好ですが
J様の妖しい退廃美の堪能を目的とするなら「悪魔・・」の方を映画にして欲しかったかしら~。
全編見終わった今となっては、エキスだけ抽出したような耽美作品としてぎゅぎゅっとまとめて頂きたいような。
そう、R-18ぐらいの烈しさで。(え?ベッド・シーンぢゃなくてよ、ラストの廃船置き場でのドンパチへの流れとかw)
社会派一大スペクタルにはあまり魅力を感じないというか、
それはそれなりにある面J様を魅力的に見せているのかもしれないケド、
腐女子にとっては
仮の姿であったとしても、社会的に活動し、
アウト・ドアで数千万人の世間を動かす高校教師より、
籠ってばかりな倦怠感一杯のクラブ歌手兼男娼の方がお好みだワ~。
そして、周囲を固めるキャラがまた…。
DJの女の子や硬派の刑事なんか邪魔にしか思えなかったものですが、
(そう、映画「太陽を・・」の脇キャラって誰一人わたくし好みではなかったのでしよ)
この話は野々村さん抜きには有り得ない~~。
ずっと白衣で押し通したのは天晴れ~。
ねえさんもステキだったワ。ラストは野々村さんとねえさんが良ちゃん想って終わるのかと…。
最初誰だか気が付かなかったぐらいですけど、
八さんに首を絞められたときの表情が、「ああこれぞ大楠嬢だワ~」と。
ラスト、スパイスになって下さいました。
ノノちゃんも頑張ってたワ。
女性達とのからみ、このあとどう膨らんだのか続けて観たかったワ。
特に前振りがあれだけあった恵い子さんは消化不良感が残り杉~。
そしてなによりがっちり脇を固めて下さったのは白戸警部。
あ、あんなラストだったのに…、お疲れ様でございましたm(__)m
悪魔のような良ちゃんもお疲れさま~~。
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