J様と洋画 1 ~ドロン映画にみたソフトとコート~ [20世紀Jュリー]
>1977年、「勝手にしやがれ」
>>タイトル元は1959年に公開された映画の「勝手にしやがれ」から(byウィキ)
3月23日に触れたときは
>へーっ。
で、終わってしまいましたが、
先日、ふと気付いたのが
あれ?
「サムライ」って映画なかったっけぇ~?
>「サムライ」(Le Samourai)
>1967年に公開された映画。アラン・ドロン主演。(byウィキ)
原題も「サムライ」だったのでしね。
あの歌詞の世界がどうもよく解らなかったので、
(「サムライ」なのになんで「ジェニー」??)
ヒントがあるかしらと思って観てみたかったのですが、
残念ながら、レンタルDVD、ありませんでした。
雰囲気が似てそうだった「仁義」も宅配にはなく店頭は貸し出し中。
仕方がないので、とりあえず「リスボン特急」(1972年)を。
主演はアラン・ドロン。
子どもの頃、ハンサムの代名詞だった方。
ヒロインはカトリーヌ・ドゥヌーブ。
澁澤センセお気に入りの、こちらも、美女の代名詞。
詳しい説明があったわけではないのですが、
勝手にわたくし的解釈のあらすじは…、
銀行強盗に麻薬取引…、交錯する複数の事件―。
ドロンはキャリア組の敏腕警察署長。
パリの街を専用車でパトロールすると共に独自のルートで自らも情報収集。
馴染みのナイトクラブを経営する友人の元に足繁く顔を出し、
そのカノジョともヨロシクやってて、微妙な三角関係形成中。
強引な手法で事件を解決して行くのだけれど、
実はその友人が犯人、カノジョも共犯だと判り…。
J様の昔の楽曲の歌詞で
ちょっとばかし古い印象を受けるフレーズといえば、
「噂に傷つく」他にも、「しらける」とか「ルージュ」とか…。
それと、女性に手を上げることにそれほど抵抗がない?
♪ ききわけのない女の頬を ひとつふたつ張りたおして~
この場合はオカマちゃんだったのでしが。
(捜査のためにはカマもナベも使う―どこぞの少佐のようだワ♪)
今なら男女間の暴力はDVでしよ。
ついでに警察での場合は特別公務員暴行陵虐罪で新聞沙汰?
ちょっと説明不足の感の多いストーリーでしたが
収穫といえば…、ソフト(中折れ)帽?
ソフト帽といえば、この男❤
でも、微妙に違うのでしよ。
今時流行りのとか、藤堂様のは
ツバがちょっと反り気味(特にサイドから後ろにかけては立ち上がってる)なのですが
J様のは真っ直ぐ。
ついでに「勝手にしやがれ」で、画像検索かけてみたら、
映画の方のが出てきたワ。
えーっ!ひょっとして
J様のお歌の衣装も、映画「勝手にしやがれ」テイストだった?
出演はジャン・ポール・ベルモンド。
ウィキによると、主人公ミシェルはハンフリー・ボガードを崇め、犯罪に手を染めて行くのだそうな。
ひょっとしたら映画のコスチュームもボギーをリスペクトしたものなのかも。
で、
ジャン・ポール・ベルモンドとドロンが共演したのが
「ボルサリーノ」(1970年)
この帽子の代名詞。
映画は1930年代を描いたものだそうですが、
ソフト帽とコートってマフィアのコスチューム?
J様のファッションを考察し始めた頃、
>でもJ様にはマフィアのような
燃費の悪そうなアメ車や葉巻、指輪、ボリュームのあるコート、ファー、タキシード、ソフト帽、レイバンのサングラス、白いマフラーだってよく似合いそう。
なんて思っていましたけど、
「ソフト帽+スーツorコート」姿のJ様のルーツはおフレンチ・マフィア!?
フランスだったのね~、アメリカぢゃなかったのね~、納得~!
何もマフィアに限ったことではないのですけど、
「大人のおフレンチ・テイスト」だったわけでしね。
大人の男の外出姿
「ボルサリーノ」も「カサブランカ」も、
もっと昔を描いた作品ですけど、
ラフでカジュアルな服装が街にあふれるようになった70年代後半、
ダンディな「ソフト帽+スーツorコート」のアナクロニズムが
日本の大衆には新鮮に映ったということなのでしょうね。
結局「VIVAボギー」?
おまけで
収穫その2は…、コートの襟―。
あちらの方々は少々雨が降っても傘をささないというのは
よくきく話ですが、
雨が降ったら、
コートの襟を立てるのが習慣になっているようです。
揃いもそろって、雨の中、外に出るときは
襟を立てる、立てる、立てる…。
J様、インタビューで襟を立て談義されてるの動画サイトで拝見したことあるのですが、
あちらでは雨⇒襟立てがお約束のようでし。
最後に…、
世紀の壁を越えた、大人杉のトレンチ・コート姿を?
http://www.youtube.com/watch?v=qXf3brNGFE8
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