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槙、フォーエバー? 11 [金色の翼]


第18話 「秘密のデート」
第19話 「計算された芝居」
第20話 「迫ってきた男」


槙と修子は東京での秘密のデートを画策します。
ところが、槙が乗る筈だった飛行機の操縦士が腹痛を起こし、欠航を余儀なくされてしまいます。
皮肉にも、あれだけ嫌っていた奥寺のお情けで、槙は東京に来ることが出来ましたが、
待ち合わせの時間を大幅に遅れてしまいます。

「…やっぱり、もう居ないか…!=3 くそっ。」   が、魂が呼び合ったのでしょうか。
                              偶然二人は互いの姿を認めあいます。
  このシーン、とりあげるのは
                     もう三度目でしょうか。
                     作品中、わたくしが一番秀逸に感じられた高杉氏の表情です。


 
                     嘘から出た実?                  
                     なんか性根はわっるそーなんですけど、ホントに嬉しそう。
                     もちろん、計画が頓挫しなかった喜びもあるのでしょうが、
                     愛しい人に巡り会えた喜びが溢れ出てるように感じられます。
                     後々の教会でのプロポーズや、玻留射殺未遂の時の熱弁など
                     思いもよらない、偽りの愛に賭ける槙の、
                     虚構の中から大きく膨らんだ真実の嬉しさを表現した
                     絶妙の表情だと思えるのですが。
                     (でも、いつもとはキャラが違って、ちょっとホスト顔?)


舞台として再び登場することになるなど思いもよらなかったちょー昭和な家屋で、
修子はお涙頂戴の身の上話を繰り広げ、槙は話にほだされた気分に浸り、


ベタで安易な昭和な二人を展開します。


修子を腕に抱きながら、槙は違う女のことを考えています。
  そんな設定って…、Sっぽい気持ちに
                                    させてくれて、なぜか好きです。



島に帰ってからも、
二人は修子の考案した方法で連絡をとりあっては
逢引を重ねます。

そのサボテンの下がどうなっているのか、思いをめぐらすこともなく。




修子の槙への金銭援助を申し出を、槙が断ったというのをきいた理生は、
その理由を問い詰めます。



「愛しているのは彼女ではなく彼女の銀行口座」だと、煙に巻きますが、



「今夜仕事が終わったらここに来るわ」と、据え膳を準備する申し出がなされてしまいます。



少し前なら喜んでいただいたかもしれないお膳ですが、今は欲しくはありません。
お掃除を口実に曖昧に断ります。
そのお掃除こそは、玻留が怒りのあまり荒れ狂い、部屋をめちゃめちゃにして行った後始末でした。
玻留は東京へ同行し、槙との逢瀬を楽しみにしていたのですが、修子の策略により、置いてけぼりをくらったのでした。


ホテルに、新顔の客がブラジルからやってきます。
それは迫田という、修子の夫の元顧問弁護士でした。
槙は気が気ではありません。



「話がある。いつもの場所で。」
偉そうに修子を呼び出し、どんな重大な話があるのかと思ったら、
嫉妬して、二人の仲を詮索する内容でした。
「ケツの穴の小さか男たいね!」
きっと誰もが(大川市出身でなくても)、思ったことでしょう。

「嫉妬してくれて嬉しいわ。心配しないで。」修子は余裕です。
別れ際、槙は修子を呼び捨てにします。



理生も相当重くて鬱陶しいですが、槙もいい勝負です。
世の中には縛られて喜ぶ御方もおられますが…。
この時点で、槙の○ホ○ホっぷりや、行く末に気付くべきだったのかもしれません。




 


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