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槙、フォーエバー? 10 [金色の翼]


第16話 「嵐の夜の秘密」
第17話 「開かれた扉」


「金翼」HP、きょう、今年初覗きに行ったら、削除されてました。
あんましちゃんと読んでなかったもので、いつかゆっくりと思っていたら…。お名残惜しいですわん。

久々に年を跨いで続きでし。


満ち足りた一夜を過ごした二人は朝を迎えました。
この狭いベッドで眠るのは、さぞかし窮屈だったことでしょう。


朝のダイニングに、修子は黒衣を脱ぎ捨てて現れ、衆人を驚かせます。


槙ハウスには相変わらずみなが勝手に出入りします。
修子も、みんなに倣って、断りなく出入りするようになりました。
甲斐あって槙の筆先マジックで見事に甦った金の鳥籠の小鳥をみていると、
修子は槙との営みを感じずにはいられません。
回想が身体の中を駆け巡ります。                 

           
                    

修子の思い出し笑いを遮るかのように、今度は理生が槙ハウスにやってきます。

「主人と過ごした日々は永遠に美しい思い出。この先だれとも結婚するつもりはない。」という、修子と理生の話を、
槙は立ち聞きしてしまいます。

「何が美しい思い出だ!」
一度寝たくらいでは簡単に事が運びそうにないことが分り、
槙は面白くありません。



計画の遂行のためでしょうか。
それとも久々の悦楽がそうさせるのか…。

一度寝たことが拍車をかけて…、
不法侵入に暴行未遂…。
そんな罪状で訴えられても可笑しくないような、ホテルの従業員としてはあるまじき行為に槙を走らせてしまいます。
不法侵入に窃盗。かつてそんな罪を犯した保護観察中の男がいました。
起訴はされなかったものの、容疑者として取調べを受けた経歴のある男にとって、それは危ない綱渡りであるに違いありません。



奇しくも、昨年末に発表された世相を表す漢字は「偽」という字でした。
本領発揮で、二人は偽りの愛を語ります。
お互い、引けをとることなく、培ってきたテクを披露し合います。

一夜限りの夢にしようとしていた修子に、
槙は、身体を押し付けて、関係の継続を訴えます。

「言葉より確かなものがある。それは何かあなたにだってわかってる筈だ。」
「わかるでしょう…。この温もりにはみじんの嘘もない。」


修子の意思が弱かったのか、
もう暫く、遊んでやろうと思ったのか、



結局、槙の望むまま、悦楽の淵に落ちていってやります。



南の島の熱い夏は、止まることを知りません。

このあと思わず図解したくなるようなソファープレイに、二人は突入して行きます。



この時の槙って、ぼけた色の服が多かった中で、珍しくシャツがブラック~。
ワリ~遊び人なイメージ?



今槐は、突っ込みどころもあまりなく、
綺麗なキャプを選んでまとめてみました。
槙だと思わずに見たら、ちょーかちょいーと思うのですが…。



身体を許して、使用人を利用する女…。
アネロッテさんを思い出しました。
槙はヤーコプ?
「捏造モンタージュ」を書いているときに思い出したのが、貸し金庫の鍵つながりで、池田理代子さんの「オルフェウスの窓」でした。
開けられなかった貸し金庫(ヤーコプによって本当の鍵は川に捨てられた)には何が入っていたのでしょうか?
知りたかったですぅ。
連載時に読んでいた頃はまだしょーじょだったので気付きませんでしたが、
バイエルンのルードウィッヒⅡの名前が出てきたり、
何気なくその筋の匂いがそこここに散りばめられた作品だったのですね。
(第二部以降はあまり夢中になれませんでした~。)





 


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コメント 4

とんとん

今頃ですが、あけましておめでとうございます。
(いや、もう鏡開きだし・・・)

えっ! 「金翼」HPが削除されてたんです槐?
ま、いいですが。←オイ!
(見たい時はコソっと、おっしゃって下さいませね)

槙が黒のシャツを着たのを見たのはこの時だけですよね。
グレーとか白とかはそりゃもう、洗濯し杉でのびてるんじゃないかというほど着てたのに。

こうしてみると槙って結構かっちょよかったんだわ(笑)
画像も美しくて素敵だし。
この頃は大人の官能って言葉がぴったりで、この先どこまで行くんだろ?
なんて思ってました。ふふっ。


もう、部室のモンタージュ物語なんて萌え不足でちっともかけなくて、
すっかり放置プレイ状態でしたが、お蔭様で少し萌えが充填できましたわ。
by とんとん (2008-01-11 01:14) 

かつらこ

ココさま、こんにちは
“槙、フォーエバー?”毎回楽しませていただいています♪

ココさまの槙は、かっこいいですねぇ
苦悩している感じなんて、も~、とてもア〇ア〇マッキーなんて呼べません!
ベッドシーンとソファプレイのキャプ、美しくって、素敵!・*:.。:*・゜
本編は(特にソファプレイの)二人のセリフに照れてしまって落ち着いてみていられないんです私(/_;)
続きを楽しみにしています♪

「オルフェウスの窓」!うわ~懐かしい!
最後の最後、ヤーコプが生きていてびっくりしたのを思い出しました!

>槙はヤーコプ?
確かに!修子がアネロッテなら槙はヤーコプ!
粘着質な感じもピッタリと合います…

オルフェウスの窓…少女の頃、離れ離れになるヒロイン・ユリウスとクラウスの悲恋を
嗚咽しながら何度も何度も読み返していました。(かなり遠い目…)

愛蔵版になってから、大人買いをしましたが、きちんと読んでいません。
ココさまがおっしゃるように私も第2部以降はなじめなかったです。
悲劇過ぎて読むのが辛かった~
ドイツ・レーベンスブルグの音楽学校時代の話が一番好き!
クラウスがかっこよかったなぁ♪また、読み返そうかしら…
by かつらこ (2008-01-11 17:13) 

ココ

>とんとんさま、

こちらでは、あけおめでございます~。
昨年は…、って年明けも早々からお世話になりました~~。

>こうしてみると槙って結構かっちょよかったんだわ(笑)
画像も美しくて素敵だし。

槙のこと、元々そんなお嫌いじゃなかったですもんね。

でも、この画像だけみてたら、ほんと美しくて素敵ですよね~。
なーんかおフランスの映画みたい。
(一番最初のキャプの国分さんも、西洋人が好みそうなエキゾチックさみたいなのがあるし…)
どーんなきれ~なお話だったんだろうかと、想像をかき立てられますわ。
わはは、捏造字幕入れたくなりそうです。
(脳が○ロに冒されてるから、そんなきれーな話、考えられない~~)

「モンタ」、お待ちしております~。
早く通しで読み隊です~~♪

今年も宜しくお願いしますです~。
by ココ (2008-01-11 19:55) 

ココ

>かつらこさま、

「バカたれめ…
俺を殺す気か?」
でしたっけ?(本、実家に置いたまま~)

ストラディバリウスを列車に残して川に飛び込んだクラウスが、びしょ濡れになって、林の中を馬を引いて歩いてるユリウスに会ったときは、んもぉ~、本当に興奮しましたわ。
感動~~~!!!

それだけに、翌朝、ユリウスが一人残されたときは、本当に可哀相でした。
(当時はねー、ちゅーだけで満足でした。今なら「なぜやっちまわない?!」と叫んでる?)

ながーいこと読んでませんが、かつらこさまのお陰で、なんか感動のシーンを思い出してしまいました。
まさかその数年後、ユリウスが妊娠するなんてねー。なんだかねー、でした。(死産で、またまた男装の麗人に戻られてもねー)

第2部以降で一番印象的なのはラスプーチンが死ぬとこ?
そういえば、ヤーコプ、アネロッテさんに鞭打たれて、彼女が去った後、その鞭に口づけてたシーンとかありましたっけ?(当時はあまり興味がなかったのかよく憶えてませんわ)
by ココ (2008-01-11 22:50) 

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