槙、フォーエバー? 9 [金色の翼]
第15話 イカロスの翼
その日は、理生が叔母セツと、固めの杯を交わす披露宴でした。
槙もきょうはおめかしです。
同じ席で、奥寺と理生の婚約が発表され、セツとの間に手打ちがなされました。
自分に夢中だとばかり思われていた二人の婚約に、槙の心中は穏やかではありません。
そんなとき、突然天から降って沸いたように、幸福の使者が槙の元を訪れます。
それはカラフルな小鳥でした。
バルコニーに落ちていた瀕死の小鳥が、急激に槙と修子を繋げることになろうとは…、そのとき、誰が予測し得たでしょうか。
夜、嵐の中、空の鳥籠を持って、鳥のことが心配でならない修子が槙ハウスにやって来ます。
濡れ具合といい、取り乱し方といい、もう演出ばっちしです。
もちろん、槙もノリノリで付き合います。
互いに求めずにはいられない演技なんて慣れっこです。
激しいちゅーを交わしたと思ったら、
もうこんなことを…。
一人用で使うものだと思い込んでいた、どシングルサイズのベッドが、
この先も、このようにして何度も使われるようになろうとは、
一体誰が想像したでしょう。
初めてというのに、テクニシャンな二人は大胆で、
(一体どんなことをしているのでしょう。)
あんなことやらこんなことやら、筆舌に尽くしがたい行為に耽り、
めくるめく大人の官能絵巻を繰り広げます。
槙もこれでもかとばかりにご奉仕…。
あ…、そ、そんな…
あ…、
ああ…!!
修子、怪力!!
昼下がりの茶の間では、ちぎれてこぼれたパールの粒による隠喩が限界のようです。
修子、怪力3連発(いや、4連発?)で、今年は第一部(いつ決まったっ?!)、終わりです。
(年内で終わる予定だったんですけど、引っ張るわ~)
来年…、続けることが出来るかしら。
こうしてみると、槙、まだそんなにヒドくはありません。
無茶な目標掲げながら、それなりに頑張ってます。
かちょいーキャプもあったし。
修子も、ミステリアスで、キレーに撮られているシーンが一杯。
凄く計算されて丁寧に作られてるなー、というのがこの頃の感想です。
ぜーんぶ判っちゃってから見る分には、お話といい、出演者の表現といい、よく出来てるなーってカンジです。
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