寿 初春大歌舞伎 [芸能関係]
話は前後しますが、新年初めての外出は、久々の歌舞伎でした。
ここ何年かはシネマカブキはみても、生の舞台は…。
元々生の舞台なんてよほどのことがない限り、いずこからかチケットもらったときぐらい。
今回は母の若い知人から回ってきたものでした。
それも、本人が買ったとは思えないw
職場に回ってきた?
昼の部の観劇で、
「九十九折」は京都が舞台、
「大津絵道成寺」は大津、
「酒屋」は大阪。
世話物の和事や舞踊で、
馴染みのある言葉や土地柄が生々しく、出来事が身近に感じられる演目でした。
何の予備知識もなくのぞんだので、
お芝居は台詞をきいてストーリーについていくのに一生懸命な感がありましたが、
大津絵道成寺は舞踊、
ひたすら目で楽しませてもらうだけの舞台で、
うっかりすると見逃してしまいそうな早変わりが何度か。
どこまでが本人なのかと追うのに必死でしたw
それほどお見事!
花道で向かい合った二人がさっと衣装を交換して入れ替わって
えっ、どうなったの?どうなったの??と、判っていても頭がこんがらがるような!
舞手はらぶりんこと愛之助丈。
艶やかな藤娘姿から、最終的には鬼の姿に。
大詰め迎える頃、最終形態の二つ三つ前に気づいた「これって、大津絵やん~!?」w
高校生の頃うちの実家が建てられたとき、叔母から新築祝いに送られてその存在を知ったのですが、
その絵は鬼。
なんでこんな民芸ちっくなヘンな絵を?と暫くは疑問だったものの
二大代表モチーフの藤娘とともに、護符的役目もある有名な土産物と理解した訳ですが。
とはいえそれでも藤娘と鬼しか思い浮かばないわたくしだったのですが、
次々と舞台にでてきたものそれぞれが大津絵のモチーフだったわけなのですね。
(今検索して判った!w)
例えば、鯰とか、唐子、寿老人、犬、座頭、船頭、鷹、鷹匠、雷公…。
舞台には最初から大きな鐘も釣られていて、ンン?道成寺もどき?と思っていたものの、
わはは、こちらも『タイトルそのまんま「大津絵道成寺」やないか~い!』と、気付くというw
因みにこの鐘って三井寺のものだから、
「いのう、いのう」(帰ろう、帰ろう)と鳴いたという「弁慶の引き摺り鐘」だと思うのですが…
と、今書いていたら、
えっ、終盤出てきたのは弁慶だったのか?!
弁慶も大津絵のモチーフ?!と、判明したというw
相変わらずせわしない幕間ランチ(お豆腐やさん)
ここの建物はお好きなんだけど、内部は外部の意匠がみじんも感じられないという
今回は頑張って着物きたワ~w
一番後ろでよかった
帯が邪魔で前寄りにこしかけることになるし、頭でかいしw
2020-01-09 06:42
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