槙、フォーエバー? 20 [金色の翼]
第32話 隠れ家
留置所から放免となった槙は島へは帰らず、
東京の超昭和な隠れ家に修子を捜し当てます。
爆笑ペンダントの放置、
無断の出立という仕打ち、
炎天下での千本ダッシュという修行を経て、
ようやく、槙は修子にのせられていたことに気がつきます。
そして、修子が自分より1枚も2枚も上手な玄人であったことに愕然とし、
自分のことは棚に上げ、修子を責めますが、
小鳥ちゃんの使用済みの水をぶっかけられ、
上手く入らなかった修子の平手に鼻先を掠められます。
>「意気地がないかどうか、みせてやる!!」
一体何をみせるというのでしょう。
修子を羽交い絞めにすることが、槙にとっては、リムジンに体当たりすることに値するくらいの意気地だというなら、甚だお粗末としか思い様がありません。
ご子息は○っても、弁の○たない槙は、身体で訴えようとしますが、
逆に、ユリの花束で打たれます。
目的のためには、身体を張って手段を選ばない根性の据わった修子の攻撃に、
槙は防戦一方です。
言葉で負かされた槙は、
身体にモノを言わせるしかありません。
口の使い道は言葉よりちゅー。
「言葉は簡単に嘘をつく。でも…」、
歯が浮くように思われた言葉はあながち嘘ではありませんでした。
ちゃんと台詞を地でいきます。
修子の食いしばった歯に、唇を重ね、
得意技・ごろんごろんちゅーに持ち込みます。
効果、有効どころか、一本、確実のお家芸です。
一度唇を重ねてしまえば…、
どんなわだかまりがあろうと、
どれだけ罵り合おうと、
どれほど疑惑や憎しみが渦巻こうと、
身体が離れられない二人にとっては、もはやお約束の展開しかありません。
やってしまうしかありません。
陽はとっくの昔に西の空に沈み、
青白い月の光が差し込む部屋で、
幾度となく、愛を貪り、
精も根も尽き果てた二人は、
身仕舞いを整えることもなく、
正体なく眠りこけます。
暗いですが判ります?
眠り…、?
―気がめいるときは、座持ちの名人に盛り上げてもらうのが一番です。
現役芸者とはいえ、すでに還暦を迎えたつね奴姐さんにとっては、
やりたい盛りの槙の相手をすることは、
某女優のでんぐり返しに匹敵するほどの超人技ともいえました。
重量戦車級の砲身を備えた若い身体を、玄人の秘技を駆使して巧みにかわして、応えますが、
さすがに、絶え間なく続く情熱のほとばしりを全身で受け止めるのは、悦びを越え、まるで艱難辛苦の荒行です。
島田もつぶれ、ざんばらに乱れた髪が、営みの激しさを物語ります。
江戸っ子芸者の矜持にかけ、決して客の前に肌をさらすことのなかった姐さんですが、
この日ばかりは、申し訳程度の白いシーツを身にまとったまま、寝乱れてしまいます。
…もう8K9SO?
ええ~~~~~っ!?
も、もしかして修子は…修子の仮面を被ったつね奴姐さん?
ぶはははは~~~!!!
「金色の翼」は槙とつね奴姐さんの愛の物語だったのね?
(解釈、間違ってたらごめんなさい)
しかし…いつも、思わぬところで姐さんの登場。
姐さんは忘れた頃にやってくるのね・・・。
ついに(?)折り返しまで来ましたけど、今後も姐さんのご活躍、楽しみにしておりますわん(笑)
by うにゃ (2008-02-16 10:51)
姐さん、やっぱり凄いでし。
ここ一番はやっぱり姐さんに頼ってしまうわたくしでし。
(なーんの脈絡もなしに出してしまいました)
>ついに(?)折り返しまで来ましたけど、
そうなんですの。
今から思っても、このあたりが山場でしたでしょうか。
この後って、あんまし記憶にないんですのよね。
理由はやっぱり…槙があまりに○ホ○ホ過ぎるから??
…、続くのか…?
by ココ (2008-02-16 23:31)